2016年12月のブログ記事

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 48話

     D君は思った。雪の日は、なんてラッキーなんだ。この間の雪と言い、今日の雪と言い 良い事続きだ。彼が玄関で雪を払っていると、ドアが開き桜井さんが入って来た。「あっ、おはようございますOOさん、すごい雪ですね。」と言った。D君は嬉しかった。まるで 好きな芸能人に、そのファンが会うようだった。そのくら... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 47話

     D君はインプレッサを選んで良かったと思った。このインプレッサは4WDだ、おまけに スタッドレスタイヤを履いている。すれ違う車のドライバーの表情を見ると、びくびく しているように見える。彼らと対照的に安心感に満ちて運転できる。雪道を走るのが、 むしろ楽しいぐらいだ。そう思っていると、教会が見えて来... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 46話

     1月15日(日)、D君は5時に目が覚めたが時計を見ると、まだ5時だったので6時まで 寝ようと思った。6時になり彼は起きた。窓のカーテンを開けると、雪が20cmは積もっていた。彼はワクワクした。久しぶりの雪だ。思えば去年の暮れの教会クリスマスの日 も雪だった。雪の日は何か良い事が起こるような気がす... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 45話

     D君は7時30分頃アパートに帰って来た。彼は思った。「食べるだけなんて楽だ。たまには自分に御褒美をあげよう。土曜日の夕食は外食にしよう。」と思った。  雪は、さっきよりドンドン降って来た。この分だと明日の朝までに20cmは積もるだろう。でもインプレッサは雪道に強い。以前読んだ車の雑誌では、インプ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 44話

     準備万端6時50分だった。TVでNHKを見ながら朝食を食べた。今日の天気は曇りのち雪、夕方から雪が降るそうだ。彼は雪が降るとワクワクしたので嬉しかった。食べながら 7時のニュースを見た。今日は休みなので、いつもよりゆっくり食べた。でも彼は時間は 守るタイプだった。いつもなら8時が聖書の時間だ。今... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 43話 

     1月14日(土)、D君は朝起きて、今日は休みだと思い嬉しかった。今日はエステル記 を読もうと思った。ペラペラと枕元で見ていると10章しかなかった。今までで一番短い と思った。でもこれだと、すぐ終わってしまうので、次のヨブ記も読もうと思った。 ヨブ記は42章ある。合わせれば52章。ちょっと長いが、... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 42話

     1月13日(金)、D君は嬉しかった。今日、会社に行けば明日は、たっぷり、聖書が読める。マラソンをしたことがないが、走っている時ランナーズハイと言う状態になるそうだ、そうなると走っている疲れが無くなるそうだ。聖書を読んでいると、ツボに入ると 読んでいると次の展開が気になり、最初より最後の方がペース... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 41話

     1月12日(木)、D君の一日のスケジュールは決まった。朝6時に起きる。朝の支度と、料理を7時までにする。その後、朝食を7時から、お皿洗い、着替えなどして8時30分には アパートを出る。会社帰りにコンビニで夕飯を買って帰る。それを食べてから7時から 聖書を読む、そして11時に寝る。そうすれば4時間... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 40話

     D君は登山に慣れた人のように、列王記を開いた。登山と聖書を読むことは似ている、 登山は頂上は登っている時は見えないからと言っても、あきらめないで登り続ければ、 突然頂上に到着し、素晴らしい景色が見える。聖書を読むことも、読んでいるときは 人間の醜さが見え嫌になることばかりだが、我慢して読み続けれ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 39話

     1月11日(水)、D君はすっかり6時に起きて11時に寝る、一日に一つの預言者の書を 読み切ることに慣れて来た。列王記上は22章、下は25章ある。合わせて47章、もともと 一冊の書だったが、長いので上と下に分けただけなので、時間があれば全部読んでもいいと思う。そんなわけで会社帰りに、今日もコンビニ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 38話

     ルツ記を読み切ったD君は、これからサムエル記上を読む前に、首と肩のストレッチをした。サムエル記は預言者サムエルの生い立ちからの物語で、有名なダビデの物語も並行して書いてある。サムエル記下は24章あるので、上下合わせれば55章にもなる。それで 上下に分けたのだろう。このサムエル記は、現在でも、あり... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 37話 

     1月10日〈火)、D君は6時ごろパッと目が覚めた、去年までのグズグズした朝が、まるで嘘のようだ。すっかり時短が身に着いた彼は、以前より仕事もテキパキし早く仕上げる ようになった。なぜなら彼には、この後もっと重要な仕事があるので、出来るだけ早く家に帰らなければならないからだ。  仕事が終わり、彼は... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 36話

     1月9日(月)、D君は夕飯の肉入り野菜炒めにソースをかけ、暖かい炊き立てご飯と 一緒に食べていた。味噌汁もあればいいとは思うけど、なにせ時短が大事と彼は飲み物 は緑茶で我慢していた。まるでマラソン選手みたいだと彼は思った。完走(全部読む)とタイム(時短)。受験生にも似ている。と思った。とにかく我... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 35話

     1月9日(月)D君は寒くて起きてしまった。薄暗い中、時計を見ると、まだ5時頃だった。彼の会社は9時に始まるので、7時に起きて支度をすれば十分間に合う。もうすこし 寝ようと彼は思った。起きてから支度をして、寄り道しないで早く帰りたいと思った。  会社から直行でアパートに帰ると6時頃だった。彼は冷蔵... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 34話

     5時だ。D君は久しぶりに今日は時間があるので、今晩はカレーを作ろうと思った。 部屋のエアコンは、そのままにして彼はアパートを出て鍵をかけ、インプレッサに乗り込んだ。彼はカレーとかラーメンとかを作るのが好きだった。近くのスーパーに行くと彼は ハウスジャワカレーの中辛とカレー用の豚肉、玉ねぎ、にんじ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君)  33話

     午後4時頃なった。桜井さんは「そろそろ帰りますか?」と言うと、みんなOKした。 プリウスに乗り込み5分ぐらいで教会に帰って来た。教会に帰ると二人の女性は言った。 「桜井さん、ありがとうございました。」D君も「ありがとうございました。」と言って インプレッサに向かって言った。  D君はインプレッサ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 32話

     午後3時になった。D君は5分前からスターバックスで待っていた。そこに走って桜井さんが来た。「ハアハア。よかった、間に合って、言い出しっぺが遅刻じゃね。」と言ったら、ガッキーと里香さんも好きな服を買えたのか、ニコニコしながら帰って来た。4人が 揃ったところで、店内に入って行った。店内は幸せそうなカ... 続きをみる

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  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 31話

     桜井さんのプリウスはイオンに着いた。D君は、このイオンに時々ひとりで来る。この中にあるスターバックスが好きで、買い物ついでに立ち寄ることがあるが、クリスマス シーズンからバレンタイン頃までは来ないようにしている。理由は簡単だ。この期間の スターバックスは幸せそうなカップルが多いので、一人で入りた... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 30話

     マックに来るなんて、いつ以来だろう。30歳ぐらいの時、大学時代の親友とスノボー に軽井沢に行く前の週に、渋谷のマックで食べたとき以来だろう。あのときもグラコロ を食べたような気がする。桜井さんには感謝感謝だ。  目の前に里香さん、隣に桜井さん、桜井さんの前にガッキーが座った。マックの中は すごく... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 29話

     彼ら4人は教会を出て駐車場の車に乗ろうとしたら、桜井さんが「マックはここから近いので、みんなで一台の車で行きませんか?」と言った。みんな賛成したので、桜井さんのプリウスで行く事になった。彼らがプリウスに乗り込むと、桜井さんはエンジンを掛けて、スルスルっとプリウスは走り出した。あまりの静かさにD君... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 28話

     彼らは会堂に入った。もうすでに20人ぐらいの人がいた。もうすでに、会堂は暖かく なっていた。彼らは会堂の右の後ろの方に座った。壁側にD君その左側に桜井さん、その 後ろにガッキー、彼女の右に里香さん。後からイノッチと剛君が入って来た。彼らは会堂の後ろ側の開いている席に座った。はじまる5分前に美香さ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 27話

     彼ら三人は教会に入ると、ガッキーが玄関の電気ストーブのスイッチをオンにした。 するとドアが開いて、桜井さんが入って来た。「寒い寒い。あっ、おはようございます。 みんな早いですね。」D君は嬉しかった。礼拝が始まるまで、まだ30分もある。「先週の 日曜日、教会の帰りに本屋で聖書を買いました。それをア... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 26話

     9時45分になった。D君は、お気に入りのバッグの中に、買ったばかりの聖書とノートと筆記用具と財布、スマホなどを入れた。服装はクリスマスに教会に着て行った服装だ。 あの日はホワイトクリスマスで寒かった。今日は雪は無かったが、かなり寒い日だ。  彼は急いで階段を下りて行った。青いインプレッサに乗り込... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 25話

     D君は土曜日の夜までにヨシュア記を読めた。ホッとして夕飯は近くのラーメン屋で ラーメンと餃子を食べた。こんなに心地よい疲れを感じるのは久しぶりだ。明日、教会で 青年会のみんなにヨシュア記まで読んだと言ったら、ビックリするだろう。でもペースが 早すぎないだろうか?しかし、なにしろ厚い本だ。そのくら... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 24話

     D君は、満足感に浸っていた。朝6時に起きて、朝食を7時30分に食べ、8時30分に出勤 していた。今日から、仕事がまた始まる。でも何か以前と違うような気がする。今年は 去年までと違い、全てにおいて意味があるような気がし、前向きで時間が大切な気がする。彼は会社から帰った来たら今日はヨシュア記を読もう... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 23話

     彼は昼食を食べ終えると、民数記を読み始めた。民数記はレビ記と違って、ストーリー が面白かったせいか、一気に読んだら午後5時ごろ読み終わった。こんなハイペースで 聖書が読んで良いのだろうかとも思ったが、とにかく一度、聖書を全部読もうと思った。 聖書のあらすじを知らないと青年会で話について行けない。... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 22話

     1月3日(火)。休みは今日までだ。今日は出エジプト記の次のレビ記を読もう。 レビ記は27章と、割と短い。時間が、あったら次の民数記も読もうと彼は思った。 ところがレビ記を読んでいくと、まるで六法全書を読んでいるみたいで、味気なかった。 誰かが言ったのを思い出した。このレビ記で聖書通読を挫折する人... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 21話 

     彼は急いで食べ終わると、また続きを読み始めた。十戒を貰った彼は、シナイ山に着いた。時間を見ると、夜の9時だった。50章を読み切ったので、ちょっと疲れた。夕飯は、 面倒だと思ったが、さすがに又、カップ麺では体に悪いと思った彼は、冷蔵庫を開いた。 中に卵とキャベツと鶏肉があったので、それを簡単に料理... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 20話

     D君は思った。信じるということは、他人を信頼ことだと。なんでも人に任せると良い 方向に向かうことだと、。今までの自分は、他人を信頼できなく、自分の殻に閉じこもっていた。でも、アブラハムと言う人は神様を信頼し続けた。現実は高齢になっても、子供 がいないという不幸を、今はそうでも必ず与えられると楽観... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 19話

     1月2日(月)、D君は朝食の用意を、まだ6時半から準備した。たいした物を食べていないので、用意はすぐできた。まだ6時50分だ。一様、今日のニュースを知らないといけないと思い、TVで7時のNHKニュースを見ながら、朝食を食べた。食べ終わると急いで ソファーに行き、聖書を開いた。  今日は出エジプト... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 18話

     彼は、こんな充実した正月を過ごすのは記憶になかった。カップ麺を食べ元気を取り戻した。TVで9時のNHKニュースを見てから、今日は早く寝よう。と思い10時にはベッド に入った。そして、かなり疲れていたせいか、すぐ眠りについた。  次の日は6時ごろ目が覚めた。時間が、もったいないせいか、急いで顔を洗... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 17話

     彼は「お腹が空いたなあ」と思い、ふと時計を見ると9時10分だった。夕飯も食べないで6時間も読んだせいか、かなり疲れていた。でも一様、創世記は全部読めた。これから 夕飯を作るのは、めんどくさい。夕食はカップ麺でいいや、と彼は思った。  今日は、なんだか凄く長い一日だった。明日も正月休みで超ラッキー... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 16話

     D君はコーヒーを飲みながら、さっき買った聖書を包んでいた包装紙を剥がした。 「これが新改訳聖書か、しかし厚い本だな。」と彼は思った。パラパラと本をめくった。桜井さんは創世記は奥が深い。この書をよく理解しないと、聖書通読しても意味が無い。 と言っていた。彼は「よし、まず創世記を読んで見よう。」と彼... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 15話

     桜井さんは言った。「それでは2月の青年会は、軽井沢プリンスホテルのスキー場で、 スキースノボー大会を行います。日程は2月4日(土)、集合場所は東京駅の長野新幹線のりばです。午前9時に集合して下さい。それでは、そろそろ2時になりますので今月の青年会は終わります。」  D君は嬉しくて、たまらなかった... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 14話

     D君はTVドラマに出演しているようだった。櫻井翔、イノッチ、草彅剛、ガッキー、 波留、菅野美穂、森三中大島、磯野記理子、と一緒にこの青年会と言うドラマに出たい と思った。  桜井さんは「今年も青年会恒例の冬のイベント、スキースノボー大会を行いたいと思います。先ほど加藤美香さんから白馬と言う意見が... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 13話

     D君は、この青年会に参加したいと思っていた。名前はよくわからないが、自分勝手に あだ名をつけた。青年会長は桜井さん(嵐の櫻井翔に似ている)、イノッチ(本名不明30歳ぐらい)、それにSMAPの草彅剛を若くしたような人、多分25歳ぐらいだろう、彼は無口だが芯は強そうに見える。彼は剛くん(本名不明)。... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君)  12話

     D君は波瑠に聞いた。「イベントが無いときは青年会では何をしているんですか。」 波留は言った。「そうですね。イベントの計画や、日頃の雑談や、こう言う事を祈って ほしい、という祈りの課題や聖書の分からない箇所の質問ですね。」D君は「なるほど。 色々あって楽しそうですね。」と言った。D君は心の中で、よ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 11話

     D君は言った。「それでは、古い教会の建物が無くなった時、新しい教会の建物が完成 する間は、どこで集会をしていたのですか?」と波瑠に聞いた。彼女は「その間は牧師館を解放して集会を開いていました。」と言った。D君は「それじゃあ、狭かったんじゃないですか?」すると彼女は「いいえ、昔は20人ぐらいしか人... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 10話

     青年会のリーダーはP君だった。D君は,やっぱりと思った。P君を含め男性4人女性6人 だった。(自分を除いて)P君は席に着いた人たちに言った。「今日は、みんなにうれしいお知らせがあります。先週の教会クリスマスに初めて教会に来られたDさんです。」と言って、私を紹介した。D君は少し照れていた「はじめま... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 9話

     礼拝のメッセージは難しかった。それもそうだ、初めて聖書と言う本を読んでいるか らだ。(正確には、先週も少し読んだ。)一度、最初から読んでみよう。しかし厚い本だ、と彼は思った。  12時ちょうど頃、礼拝は終わった。せめて聖書のあらすじを知っていれば、と彼は思った。そこに受付の二人の女性が来た。D君... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 8話

     D君は「今日は超ラッキーな日だ」と思った。昨年までは正月と言えば、TVを見たり スノボーに友達と行ったりしたが、その親友も結婚してから家庭一番のマイホームパパ になってしまった。30歳過ぎてスノボーに行っても若い頃と違ってあまり面白くない。 それで、ここ数年の正月はアパートに籠りっ放しだ、両親は... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 7話

     時間は9時40分になった。よし、いざ出陣とばかりに鏡をみて髪をチェックして出かけることにした。彼は落ち着かないせいか、さっきから何度も忘れ物がないかチェックした。「よし、準備OK」と言って、アパートを出てドアをロックし、階段を下りて走るようにインプレッサに乗り込みエンジンを掛けた。  先週と違い... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 6話

     教会に着ていく服も決まると軽く香水を掛けた。早く教会に行きたいが、まだ9時10分だ。今行けば早く着きすぎる。礼拝は10時30分からだから、9時40分ごろ出発すれば余裕 で着く。始まる前に少し彼女と話せたら、いいなと思っていた。そのことを考えていたら 心臓がドキドキしてきた。それは先週の教会クリス... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 5話  

     年は明けて新年になった。先週はホワイトクリスマスだった。東京砂漠という言葉が あるが、あの教会は砂漠の中のオアシスだ。今、住んでいるアパートに引っ越して来たのは今から5年ぐらい前。会社に通勤する時に、あの教会を見つけた。数年前から気になっていたが、なかなか何かの理由が無いと行く事は難しかった。で... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 4話

     今日は2017年1月1日(日)、先週は初めて教会と言う所に行く事ができた。前から 一度、行ってみたかった。クリスマスのおかげで行くことが出来た。行く前から今日は 何か良い事が起こるような予感がしていた。その予感は当たっていた。先週の日曜日は 別世界に行ったような不思議な体験だった。それに、P君と... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 3話   

     すっかりP君のファンになった。時間は午後6時。どうやらP君は、ずっと隣にいてくれるみたいだ。チャペルには50人ぐらいの人が集まっている。司会者らしき人が、これからクリスマスパーティーをはじめます。と言って一言お祈りしてから、クリスマスソング のBGMが流れ出した。テーブルの上にはクリスマスケーキ... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人(P君) 2話

     P君は親切に座席と熱いコーヒーを用意してくれた。彼はジャニーズ系のイケメンで、さぞかし女性にもてるだろうと思った。ふと彼の左手の薬指を見ると、指輪は無かった。 P君は自分の左隣の席に座ると、彼もコーヒーを飲んで「これで、二度目の雪ですね。 11月の雪はビックリしましたね。まだスタッドレスに履き替... 続きをみる

  • 暖かく無関心なホットする人 (P君)  1話

     雪の積もった寒いクリスマスの日。今年のクリスマスは12月25日(日曜日)です。 ここ数年で日曜日にクリスマスというのは記憶にない。こんな時に、家族も恋人も いないで一人で過ごすのは精神的に良くないと思います。でもピンチはチャンスです。 相撲でも追い詰められ、かかとが土俵の周りの縄に引っかかった力... 続きをみる