暖かく無関心なホッとする人(P君)5805話

津田牧師 「それは先生以外に適当な呼び名が無いからじゃないでしょうか。」


D君 「それは勝手な思い込みにすぎません。他にもいくらでも呼び方はあると思います。
    なぜわざわざイエス様が最も嫌っている「先生」という呼び名を使うのですか?
    イエス様は言いました。「あなたがたの教師はただひとりしかなく、あなたがた
    は皆兄弟だからです。」(マタイ23-8)と。イエス様は私だけが「先生」なのだと
    。想像してみてください。今ここにイエス様がいたとします。そこに一人の信徒が  
    来て「先生」と呼びかけたとします。その時あなたは「なんでしょうか?」と
    言いますか?もし言うのなら、あなたはすぐそばにおられるイエス様に気づいてい
    ないと思います。気がついているのなら「私は先生ではありません。先生と呼んで    
    よいのはイエス様だけです。」と言うでしょう。
     それなのに自分を「先生」と呼ばせておいて平気なのは、心のどこかに自分は平  
    信徒とは違う、クリスチャンの中でも特別な存在だから先生と呼ばれて差し支えな
    い、と言う思いがあるからじゃないですか。」(彼はこの時とばかり、思い切って
    発言した。これでもし牧師が怒るようなら、こちら側は聖書に書いてあることを
    言っただけなので、牧師の方が間違っている。)


津田牧師 「それでは先生の代わりに何と呼んだらいいでしょうか?」


D君 「私が気に入っている呼び名は「サーバントリーダー」です。今はこの呼び名も徐々     
    に浸透してきていると思います。同じマタイによる福音書8章の11節では「あなた
    がたのうちの一番偉大な者は、あなたがたに仕える人でなければなりません。」と
    書かれています。サーバントは奉仕者という意味です。イエス様の願いは牧師は
    信徒に仕える人(サーバント)になることです。サーバントリーダーでは少し長い
    ので略してSLもいいと思います。是非とも津田牧師には信徒の先頭に立って、
    サーバントリーダーとなっていってほしいと思います。それで12月の第一日曜日
    から教会で津田牧師のことを津田SLと呼びますので。
                                     つづく