暖かく無関心なホットする人(P君)  12話

 D君は波瑠に聞いた。「イベントが無いときは青年会では何をしているんですか。」
波留は言った。「そうですね。イベントの計画や、日頃の雑談や、こう言う事を祈って
ほしい、という祈りの課題や聖書の分からない箇所の質問ですね。」D君は「なるほど。
色々あって楽しそうですね。」と言った。D君は心の中で、よし、この教会にずっと来よう。と思った。
 1時頃、P君の前に座っていた一人の男性がP君に言った。(彼はイノッチに似ている、
多分30歳ぐらいだろう。)「桜井さん、今年から毎朝、聖書を一章ずつ読むようにしたいと思います。今朝も創世記1章を読んできました。」するとP君は「そうですか。それはいいですね。創世記は読む人は多いですが、奥が深いですよ、この書を、よく理解しないで次の出エジプト記に進むクリスチャンは多いですが、そうするとだんだん聖書が分からなくなります。聖書通読だけでは意味が無いですよ。」と言った。D君は、まず聖書を買って読まないと、みんなの話について行けない、と思い、教会の帰りに書店で聖書を買って帰ろう、と思った。それからD君は波瑠に言った。「まだ聖書を持っていないので、帰りに買って行こうと思います。」と言った。すると波瑠は「聖書には、いろいろな訳がありますが、この教会では新改訳聖書を使っています。」と言った。D君は「ありがとうございます。新改訳聖書ですね。」と言った。


                            つづく