暖かく無関心なホットする人(P君) 22話

 1月3日(火)。休みは今日までだ。今日は出エジプト記の次のレビ記を読もう。
レビ記は27章と、割と短い。時間が、あったら次の民数記も読もうと彼は思った。
ところがレビ記を読んでいくと、まるで六法全書を読んでいるみたいで、味気なかった。
誰かが言ったのを思い出した。このレビ記で聖書通読を挫折する人が多いそうだ。でも、
わからなくても何でもいいから、とにかく、読んでやろうと、まるで彼は高い山に登り切ってやろうと、意気込んでいた。コーヒーとチョコレートを用意して読み始めた。
 彼は退屈だったが短い書なので、頑張って読もうと思った。すると朝食後読み始めて
11時ごろ読み終わった。ゆっくり読んでいたら挫折してしまうと思った彼は、いっきに
読んだ。それからアパートを出て近くのコンビニにお昼を買いに行った。コンビニで彼は
ハンバーグの入った弁当を買って、アパートに帰って来た。それを急いで食べると、休まないで、民数記を読み始めた。幸いと言うか、見たいTV番組もなかった。
 民数記は36章ある。まあまあの長さだ。彼は創世記、出エジプト記、レビ記という山
を登り切った自信か、この民数記も読み切れると思った。


                                つづく