暖かく無関心なホットする人(P君) 28話

 彼らは会堂に入った。もうすでに20人ぐらいの人がいた。もうすでに、会堂は暖かく
なっていた。彼らは会堂の右の後ろの方に座った。壁側にD君その左側に桜井さん、その
後ろにガッキー、彼女の右に里香さん。後からイノッチと剛君が入って来た。彼らは会堂の後ろ側の開いている席に座った。はじまる5分前に美香さんと、その両親だろうか?3人の方々が入って来た。
 礼拝が始まった。起立して新聖歌を歌った。まだ教会に出席するのは3回目だが、D君は前から、この教会に来ていたように溶け込んでいた。横に桜井さんが座っていたのは大きい。今日は創世記2章だった。D君は嬉しかった。創世記なら先日読んだばかりだ。
もし、これが学校のテストだったら、90点以上取れるだろうと思った。
礼拝のメッセージは予習していたせいか、前よりスムーズに心に入って来た。礼拝は時間
どおりに12時ごろ終わった。
 桜井さんは「これからみんなでマックに行くんだけど、よかったら一緒に来ますか?」と聞いて来た。えっ、それは超ラッキーとD君は思った。「いいんですか。ぜひ。」と言うと、後ろにいる二人も喜んでいた。


                               つづく