暖かく無関心なホッとする人(P君)5808話

18:18  D君は最初が肝心と思い、
彼はインターホンに向かって、以前からそう言われてる人に言うように、当然そう言った。するとしばらくして津田牧師が出てきて、玄関ドアを開けた。するとそこに微笑んでいる
津田牧師が立っていた。


津田 「おはようございます松本さん。ありがとうございます。なんてお礼を言ってのかわかりませんが、今までの嫌な思いが消え去りました。私がただの信徒だったころは、母教会の牧師に平気で「先生」などと言っていました。それが普通のことだと思っていました。
当時の牧師も神学校の人も、誰一人松本さんのようにマタイによる福音書23章問題に真正面から取り組む人はいませんでした。皆,その章から逃げていたんですね。」
                                     
D君はこれで最初のハードルをクリアした、今度は青年会だ。
                                     つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)5807話

12/ 4
6;30


 D君は昨日の出来事を思い出していた。(とにかく長く疲れた一日だった。でも昨日ほど
自分としては。何かを成し遂げたという満足感があった日もなかった。「案ずるより産むがやすし。」とは昨日みたいなことを言うんだろう。最初、教会についたらどのタイミングで
今まで「先生」と言っていたのを「SL」にすればいいんだうか?とそればかり考えていた
・でも行く直前になっていい考えが浮かんだ。「そうだ!津田牧師と二人だけの時に言えば
言いやすい。それには一番早く教会に行けばいいんだ。」
 それでリーナに「今日はやることが多いから朝8時にここを出たい。」と言った。リーナは「10時半からでしょ、礼拝は?そんなに早く出れば8時半には教会についちゃう。」と
言っていたが渋々承諾してくれtた。それで8時に出かけ、8時についたが会堂入り口の
大きい扉には鍵がかかっていた。「当然だよな。」と言って、開けてもらうことを口実に
一人牧師館に行った。
 「おはようございます、津田SL。」
                                     つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)5806話

 2023年12/ 3    
6;30
D君は少し疲れていた。が、それと同時にホッともしていた。それが何かと言うと、
11月23日教会の礼拝が再開される前に、教会牧師館に一人で出向いて、牧師と一対一で
マタイによる福音書23章問題について、思い残すところなく会話出来たからだろう。
 あの会話で今まで誰もできなかった、マタイによる福音書23章問題の、解決策の筋道を
付けることが出来た。それはまるで殺気だった8月の蜂の巣を見つけたはいいけど、誰も
怖くてできない蜂退治に、一人で向いて蜂退治スプレーを噴射するようだった。でも、
考えてみれば蜂退治スプレーの溶液は、蜂を眠らせる作用があるので、それを蜂に噴射した
後なら蜂の巣に近づいても反撃できない。そのように、たとえ相手が牧師であろうと聖書的なことなら、牧師も反論できないで大人しく聞くしかない。それを新参者のジャーナリスト僕だからできた。ジャーナリストは腑に落ちないことを見過ごすことができない。
 新参者と言っても初めて教会に来てから7年も経っているけど。皮肉なことに教会に来てから月日が経てばたつほど、このマタイによる福音書23章問題から目を背ける人が多い。
リーダーでさえこの問題に一切かかわらなかった。知ってか知らないか?多分気ついてはいたんだろうが。
 とにかく教会の礼拝が再開される前に、このことを牧師と個人的に話せたのはよかった。
これで今日からまた再開される礼拝が楽しみだ。他の信徒は唖然とするだろうが。
                                     つづく