午後4時45分、
D君　「そういえば朝教会に来るとき、まいやんとなーちゃんはどうやって来たの？」
ミカ　「二人もまだ免許を取っていないんで、教会の傍のバス停から歩いてきたって。」
D君　「それは大変だったね。二人は同い年？」
ミカ　「そう、私たち三人とも3年生。」
D君　「こんなこと聞いていいかな？今度から教会に来るときイノッチの車で迎えに来て
　　　もらえば。あっ、ちょっと待って。」といってD君は車を左側に止めて、イノッチ
　　　に電話をかけた。」📱、,、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
D君の車は「まいやん」の家の近くのコンビニに着いた。🏪　🚙その店の駐車場で
まいやんとなーちゃんは車から降りようとした。
D君　「イノッチが来週の日曜から朝ここに迎えに来るよ。朝9時45分でいいよね？」
まいやん　「えっ、いいんですか？」
D君　「もちろん。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

　午後4時25分、スターバックスの前でリーダー、D君、イノッチ、剛君が女性陣を
待っているとガッキーとリーナが大きな紙袋を持ってきた。
ガッキー　「おまたせ、たくさん買ってきちゃった。あれっ、ミカちゃんたちは？」
、、、、、、、、そこに駆け足でミカ、まいやん、なーちゃんが来た。
　午後4時30分、
リーダー　「これで全員集合だね。じゃあ、それぞれ来た車で帰ろう。」、、、、
、、、、D君のインプレッサにリーナとミカちゃん、リーダーの車にガッキー、
イノッチの車に剛君、まいやん、なーちゃんが乗って、車はイオンを出た。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

　午後3時50分、D君はイノッチが「まいやん」のことを諦めてくれてホッとしていた。
これで剛君ひとりに「まいやん」GET作戦に協力できる。剛君は今ひとりで、電化製品
コーナーにいる。
D君　「イノッチ、向こうにちょっと見たいものがあるんで行ってくるけど。」と言って
、剛君の方に行った。、、、、、、、、
D君　「剛君、何探しているの？」
剛　「あっ、Dさん。僕のPCのプリンタは古いので新しいプリンタが欲しいんで見てい　　
　　　るんです。」
D君　「なるほど。さっきお茶の時楽しかったね。「まいやん」も剛君のこと気に入って
　　　いるみたいだね。」（剛君、顔が赤くなる。）
剛　「えー、そうすか。」
D君　「そうだよ。こんなチャンスはないよ。彼女は美人だからライバルは多いと思うよ
　　　。剛君が今一歩リードだけど、ぐずぐずしていたら横取りされちゃうよ。」
剛　「どうしたらいいんですかね？」
D君　「剛君の学祭は10月だよね。今日は7/22、まだかなり先だよ。その間に誰か他の人
　　　　に「まいやん」を取られるかも知れない。これはオークションみたいなんだ。」
剛　「オークション？」
D君　「そう、オークション。剛君はオークションをしたことがある？」
剛　「いえ、ないです。」
D君　「オークションっていうのは、ライバルより高い金額を出し、落札時間に最高金額
　　　　を出している人が商品をGETできるシステムなんだ。この場合、言っちゃ悪い　　　　
　　　　けど「まいやん」が商品とすると、今時点でオークションの1位を走っているの
　　　　が剛君なんだ。でも2位の人が誰かわからないけど必ずいる。あんな美人なんだ
　　　　からね。だから2位の人は「まいやん」が気になる人はいるけど、まだ付き合っ　　　
　　　　て彼氏彼女の関係になる前に自分の方が彼氏にするにはいいよ。ってアピール
　　　　してくると思う。「まいやん」がギタリスト好きってわかると、猛レッスンして
　　　　何とかして気に入られようとしてくるよ。」
剛　「マズいですね。」
D君　「そう、だから今のうちに彼氏彼女の関係になったほうがいいよ。だから8月第一日曜、8/5はイベント青年会で、その前日の土曜日に青年会の皆で奥多摩花火大会に行く
よね。その時、「まいやん」に最接近できるチャンスだよ。」さっきイノッチと話したん
だけど、彼も剛君に協力するみたいだよ。」
剛　「それは助かります。」
D君　「帰りに「まいやん」達と一緒の車で教会まで帰るよね。そのとき車の中で
「まいやん」達と電話番号交換をするんだ。車の中というのがポイントだよ。車の中だと
人はNOと言えなくなるからね、だってドライバーに運命を預けているんだからね。僕が
青年会の連絡係だからとか何とか言ってね。とにかく「鉄は熱いうちに打て。」だよ。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく