午後1時55分、
リーダー　「今日は練習をしないけど、毎年秋に特別伝道集会があるので、それを目標
　　　　　　に練習しています。まいやんはまだ練習に参加していないから一様、誰が
　　　　　　どのパートを担当しているか説明します。ダブルセンターの「まいやん」と
　　　　　「なーちゃん」の隣にリードギターの「剛君」とリズムギターの「D君」、
　　　　　向かって右側にベースの僕、その後ろにドラムの「ガッキー」、向かって左側
　　　　　にキーボードの「リーナ」とコーラスのミカちゃん、丸山さん、松山さん、
　　　　　田村さん、そういえば丸山さんたちにあだ名を付けていなかった。丸山さんは
　　　　　どんなあだ名がいいですか？」
丸山　「そうですね。マルさんでいいです。」
リーダー　「松山さんは？」
松山　「私は磯野貴理子に似てるんで「キリコ」でいいです。」
リーダー　「じゃあ田村さんは？」
田村　「私は井森美幸に似ているんで「イモリ」でいいです。」
リーダー　「イノッチは裏方の音響です。じゃあ今度からみんなあだ名で呼ぼう。」
剛君はステージの前真ん中で、大好きな「まいやん」と一緒にいられることが嬉しくて
しかたなかったが、顔には出さないようにしていた。
リーダー「ごめん忘れてた。檜山＆聡君　アリスちゃん＆隆一君もバンドに参加する？
　　　　　でも結婚準備とかでこれから忙しくなるから外しておくね。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドラムス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ガッキー
キーボード　　コーラス　　　　
リーナ　　マルさん、キリコ　リードギター　リズムギター　　　ベース
　　　🎤
　　　　　　　ミカ、イモリ　　剛君　　　　　　D君　　　　　リーダー
　　　　　　　　🎤　　　　　　　　ダブルセンター
　　　　　　　　　　　　　　　まいやん　なーちゃん
　　　　　　　　　　　　　　　　　　🎤
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　音響
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イノッチ

　午後1時45分、
リーダー　「いつも日曜の午後は会堂でミックスフルーツジュースの賛美練習をするんだ　
　　　　　　けど、こうも毎日暑いとやる気がなくなるから、9月になるまで中止にしよ
　　　　　　うと思うけど皆どう思う？」
皆　「賛成。」
リーダー　「OK。それと、この青年会ではみんなにあだ名を付けるのが恒例なんで、
　　　　　　新人の夏川玲さんにも付けたいんだけど、なーちゃんは何て読んでるの？」
なーちゃん　「それは白石麻衣に似ているんで、「まいやん」です。大学のみんなも
　　　　　　　まいやんって呼んでます。そうだよねミカ。」
ミカ　「そうなんです。」
リーダー　「じゃあ「まいやん」でいいね。」
まいやん　「それでいいです。」
リーダー　「まいやんは得意な楽器とかあるの？」
まいやん　「楽器はやらないんですけど、歌うことは好きです。大学で合唱部に入ってい
　　　　　　ます。」
リーダー　「それなら、なーちゃんと一緒にセンターでメインボーカルっていうのはどう　
　　　　　　かな？」
まいやん　「私で良ければ喜んで。」
D君　「ダブルセンター、それはいいアイデアですね。しかも西野七瀬と白石麻衣の
　　　　そっくりさんが歌うんじゃ、これから若者が教会に押し寄せてきますよ。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

　午後1時40分、
リーナ　「ちょーど、そろそろかなって思っていました。」
隆一　「僕は36歳、アリスちゃんはリカさんと同い年で26歳、二人ともいい歳だから
　　　　こういうことは早いほうがいいと思いまして。」
リーナ　「それは大賛成。」
Ｄ君　「そうなんだよ。お互い早く結婚したい気持ちが確認できれば、すぐプロポーズ
　　　　したほうがいいよ。さっき話したけど長く付き合って、その挙句、今結婚する
　　　　気がない事が分かった日には最悪だよ。今まで付き合った時間を返せ！って
　　　　言いたくなる。結婚はピッチャーが投げたボールをバッターがジャストミート
　　　　するのに似ているよ。ピッチャーは男性だよ。で、バッターは女性。どんなに
　　　　苦労してバッターが打ちやすいど真ん中のスローストレートボールを投げても、
　　　　そのボールを打たなければ何も始まらない。ピッチャーは頑張ってど真ん中に
　　　　ボール投げてもバッターに打つ気がないと、気持ちが萎えてしまうんだ。
　　　「この人は今結婚する気がないんだ。数年後にに結婚する気になるかもしれない。
　　　　でもそれは僕でないかもしれないし、その時まで誰も好きになっちゃいけないな
　　　　んてまるで奴隷みたいだよ。だから諦めると思う。」
ガッキー　「その人は自分が何様だと思っているの？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく