暖かく無関心なホッとする人(P君)2522話

 午後3時45分、
サッシー 「イノッチは休みの日はどうしてるの?」
イノッチ 「そうですね。読書とか機械いじりとかですかね。」
サッシー 「ためため。本を読んだり、機械いじりだよ。」
イノッチ 「そんな今日あったばかりの人にそんな乱暴な言葉遣いでいいんですか?」
サッシー 「ぜんぜんOK。学生の時、不良っていうかヤンキーのほうが真面目君より
      女の子にモテたでしょ。」
イノッチ 「そうでした。」
サッシー「でしょ。私の方が歳上だけど、年下のイノッチが私をリードすると嬉しい。
     だからこれからは私のことをどんどんサッシーって呼んで。」
イノッチ 「じゃあ言いますよ。サッシー。今晩なに食べるか。」
サッシー 「いい。その調子。そうだね、焼き肉がいい。」
イノッチ 「それじゃ、俺が知っている上手い焼き肉屋に行こう。」
サッシー 「でもまだ4時前だから行くのは早すぎる。」
イノッチ 「じゃあそれまでドライブでもしてようか?」
サッシー 「うんいいね。なんか私たち付き合っているみたい。」
                                    つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2521話

 午後3時30分、青年会の6人は31アイスの前で解散した。
イノッチ 「二人だけになってしまいましたね。」サッシーはこういうシチュエーション
      になれているせいか緊張しなかった。
サッシー 「大丈夫。私に任せて。イノッチはこの後予定ある?」
イノッチ 「特に何もありませんけど。」
サッシー 「そんな敬語なんて使わなくていいから、あだ名で呼び合っているのに敬語で
      話すなんて可笑しいでしょ。」
イノッチ 「それもそうですよね。」
サッシー 「またー。そんなにかしこぶらなくていいから。」
イノッチ「癖なんですよ。恥ずかしながら生まれてこのかた彼女がいたことないんで。」
サッシー 「まだ彼女じゃないんだけど。それとも私を彼女としてみてくれるの?」
イノッチ 「いや、あの、そのですね。」
サッシー 「あせってる。可愛い。」
イノッチ 「からかわないでくださいよ。」
サッシー 「まじめ君なんだイノッチは。」
イノッチ 「だって弟がいるだけで女兄弟がいないんで、女性とどう接すればいいのか
      わからないんです。」
サッシー 「イノッチは今いくつ?」
イノッチ 「31歳です。」
サッシー 「じゃあ、私の方が2歳年上なんだ。」
イノッチ 「お姉さんですね。」
                                   つづく

暖かく無関心なホッとする人(P君)2520話

 午後3時20分、皆がアイスを食べ終わると、
リーダー 「この後どうする?」
D君 「僕とリーナはイオンのスーパーで買い物をしてから、リーナの実家に行かないと 
    いけないんでここで失礼します。」
ガッキー 「私たちも買い物があるからここで。」
リーナ 「ということは先輩とイノッチだけ残りますけど後はよろしく。」
RGRDはサッシーとイノッチを二人だけにしたかった。
                                    つづく