「ブラックボックスの解析」

 飛行機が墜落しても、ブラックボックスだけは無傷で残ります。
それほど強靭なのに驚きます。ブラックボックスとは、飛行速度や
高度、パイロットの操縦状況が記録されるフライトレコーダーと
飛行機のコックピットと地上の管制との会話内容を録音する
コックピットボイスレコーダーから出来ています。これを解析して、
飛行機事故の原因究明に役立てます。
 何故こんな話をするかと言うと、これは「あの説」という名の
ブラックボックスも似ていると思ったからです。現在でも「あの説」
は昔のまま残っていますが、はたして本当に正しい(聖書的)方法で
(飛行進路で)作られたのか?(飛んだのか)実証しようにも、その
道のプロがいなかったので、自分で聖書と照らし合わせて、どこが
矛盾点か調べました。これには深い聖書理解が必要です。(一般的な
聖書注解書は「あの説」支持、擁護の立場を取っていますので、それ
を読んでいるとブラックボックスを分解し、「あの説」を解明できま
せん。)どうしても「あの説」と聖書の矛盾が気になり、何時どこで
誰が、どういう理由で「あの説」を作ったのか調べました。
 何時かは、AC313年で、何処かはローマ帝国で、誰かはローマ帝国
の宗教管轄、総責任者のアタナシウスで、どういう理由で「あの説」
を作ったのかは、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世(在位AC306~AC317)
の悲願だった、自分の在位中にローマ帝国の国教をキリスト教にしたいが、
地中海沿岸の国々を支配するローマ帝国の中でエジプトだけ、頑固で
キリスト教を受け入れないので、エジプト出身のアタナシウスなら、
エジプト人の気持ちが分かり、うまくエジプトをキリスト教化できる
だろうという理由でアタナシウスを選び、彼に「あの説」を作らせま
した。(その時の詳しい様子は、このブログ「福音書のリアリティー
が消えた日」をご覧下さい。皇帝もアタナシウスもクリスチャンで、
なかった。)
 これが「あの説」というブラックボックスの中身です。今まで誰も
そのブラックボックスに手を付ける事はありませんでした。皆、その
箱は神様に関係するもので、人間の頭では「あの説」は理解できない
ことだとして、近づくことなく1703年も過ぎてしまいました。
でもそれはおかしいと思います。人間の頭では理解できない「あの説」
を受け入れる人を正式なクリスチャンとして認め、バプテスマを授け、
その教会員とするなら、それは聖書を理解できないことを条件に正式
なクリスチャンとするような事です。それは神様(聖書)中心でなく
、そこの教会の聖職者中心でしょう。
 神様(聖書)中心の教会が増えることを切に祈ります。