暖かく無関心なホットする人(P君) 671話

 午後2時35分、ふたりはケーキ屋に着いた。「リカちゃん、お茶した後、楽器屋に行って夕方そこの洋食屋で夕食を食べたいから、そこの有料駐車場に車を止めるからね。」
「そこの有料駐車場って本当に便利。だってケーキ屋も楽器屋も洋食屋も全部半径50m
以内にあるから。」
 午後2時40分、ふたりは駐車場から手を繋いで、ケーキ屋まで歩いた。「2人っきりで
このケーキ屋に来るなんて久しぶり。」「えっ、そうだっけ。しょっちゅうこの辺に来ているからよく覚えていないんだ。ごめんね。」
 午後2時45分、ふたりはケーキ屋に着いた。「いらっしゃいませ。」「えーと、僕は
モンブランとホットコーヒー、ブラックで、リカちゃんは?」「わたしはイチゴショート
と紅茶。二階で食べます。」
 午後2時50分、窓側の明るい席のテーブルにケーキ屋飲み物が運ばれて来た。「でも、こうしてのんびりお茶を飲めるなんてRGRDでイオンのスターバックス以来だね。
あのころはリーダーの「じゃ3時、スターバックス前で待ち合わせってことで。」って
言うのが耳にこびりついて。」「わたしも洋服屋で時計を見ると午後2時55分になってて                            
、ガッキーに「やばい。早く行かなきゃ。」って感じだった。」        
                                    つづく