暖かく無関心なホットする人(P君) 644話

 午後4時40分、D君のインプレッサはセブンイレブンに着いた。ガッキーが「今日は
いろいろありがとう。特にスーパーのリンゴの話すごくよく分かった。じゃあまた。」
と言って車を降りた。
 午後4時42分、車はリカの家の前に着いた。車のエンジン音が聞こえたのか、玄関から
リカの母親が出て来て、「OOさんお待ちしていました。娘たちがいつもお世話になります。」と言いながら、皆は家の中に入った。
 「お父さん、OOさんがいらしゃいましたよ。」奥の部屋からリカちゃんの父親が出て来て「OOさんよくいらして下さいました。」「いいえ、こちらこそ、またこの家に来られて嬉しいです。」「まだ5時にもなっていないので、このソファーでくつろいで下さい
。コーヒーでも飲みますか?」「ありがとうございます。ブラックでお願いします。」
「家の夕食は6時30分からなので、5時30分から準備すれば間に合うでしょう。」
「リカもまだ夕食の準備には早いので、こっちで休んでいたらいいよ。」
リカちゃんの父親はコーヒーを作りに台所に行った。
。ミカちゃんは二階の自分の部屋に行った。リカちゃんママも台所にいた。
 リカちゃんはD君に言った。「リーダーの車にガッキーを乗せようとしたのは、二人っきりにしたかったからでしょう。」「わかった。」「なかなかやると思った。私の荷物
を運びたいから、すみませんけど車をイオンの帰り、空にしなければいけないので
リーダーを乗せていけませんなんて、なかなか思いつくと事じゃないよ。すごく自然な
理由でリーダーの車にガッキーを乗せた。私はディーンの車って決まってるし、ミカが
リーダーの車に乗るのも変だし、車を2台出すのに片方は4人乗って、片方は1人じゃおかしいからね。それでリーダーとガッキーが同じ車に乗るのが一番自然な流れだと思う。
ディーンはやっぱり頭いい。」そのときリカちゃんの父親がコーヒーを持ってきた。


                                   つづく