暖かく無関心なホットする人(P君) 633話

 午後5時10分、D君は言った。「よし予定通りに予約できた。時間もピッタリだ。
疲れたでしょ、もう全部終わったよ。あとは洋食屋でハンバーグでも食べよう。」
「うん。」ふたりは手を繋いで50mぐらい先にある洋食屋まで歩いた。
 午後5時13分、ふたりは店に入った。「いらしゃいませ。」彼らは窓側の席に着いた。
「すみません、ハンバーグ定食2つ下さい。」「かしこまりました。」「さっきイオンで血圧計を買ってたでしょ、ディーンどこか気になることあるの?」「いやそう言う訳じゃないけど、最近、イベント続きで血圧が急上昇することがあるので、自分の普段の血圧
が知りたくて。」「なるほどね。」そのとき注文したハンバーグ定食が運ばれて来た。
「よく私がハンバーグを食べたいってわかったよね。」「まかせて、リカちゃんの家で
「今晩はハンバーグが食べたい。」なんて言ったものなら、リカちゃんのママが「えー、
また。」って言うのが見えるようだよ。だから外食するときはハンバーグを食べる絶好の
チャンスだよね。」「ディーン、大好き。」
                                    つづく