暖かく無関心なホットする人(P君) 634話

 午後5時30分、D君とリカちゃんは洋食屋で食事をしていた。「リカちゃんの家って
日曜の夕食はカレーだよね。」「うん、そう。お父さんが大好物でね。私がハンバーグ
が好きなのと同じように、毎日カレーでも飽きないくらい。」「えー、そうなんだ。
それで明日の夜、また夕食に呼ばれているでしょ、こう見えても料理は好きなんだ。
それで、またカレーを作ろうと思うんだけど、材料は揃っているかな?」「うん、
日曜の夕食はカレーって決まっているから、大丈夫。お父さんも辛いカレーが好きだから
家もジャワカレー中辛。」「それは良かった。明日はカレーの秘密兵器を持って行くよ。
」「えー、なにそれ、気になる。」「それは明日のお楽しみ。」
                                   つづく