暖かく無関心なホットする人(P君) 611話

 午後5時45分、D君は会社からアパートに真っ直ぐ帰って来た。部屋に入ると冷蔵庫から牛肉と玉ねぎを出した。今晩は牛丼にしようと思った。鍋に水と醤油と味りんを入れ
ある程度、温かくなったところで牛肉と切った玉ねぎを入れ、グツグツ煮込んだ。
同時進行でご飯も炊いた。飲み物は緑茶にした。
 午後6時、牛丼の具を味見して見たらOKだった。ちょうど、ご飯も炊けたので、
どんぶりにご飯を盛り、その上に牛丼の具を汁ごと掛けた。これで自家製つゆだく牛丼
の出来上がり。これを食べながら「リカちゃんは披露宴を挙げたい式場を決めているん
だから、そんなに時間はかからないだろう。じゃあ、土曜日の1時セブンイレブン待ち合わせで、10分でイオンに着くから、あのホテルまでそこから5分だから、午後1時15分に
ホテルに着く。で、話し合いしても午後3時には終わる。で、イオンでお茶すれば丁度
いいな。あっ、そうだ、そのとき血圧計を買おう。」と思った。


                                   つづく