暖かく無関心なホットする人(P君) 522話

 午後1時、「そろそろ店を出ようか?」「そうだね。」「次はどこへ行こうか?」
「いろんな壁紙を見たいから、ホームセンターなんかいいと思う。」「じゃあ、教会の
傍のカインズホームに行こう。」「うん。」二人は店を出てカインズホームへ向かった。
 午後1時30分、彼らはカインズホームに着いた。店に入ると、壁紙コーナーに向かった
。「壁紙で部屋のイメージがガラッと変わるね。僕もリカちゃんの家に行った時、なんか
居心地のいい家だなと思った。」「でしょ、アメリカの西部劇に出てくるような家が、
父親の趣味なの」「それでか、どおりでアメリカンな家具が多いなって思った。よし、
わかった。この際だから家具をアメリカンにしよう。リカちゃんの家に帰る途中の家具屋
に寄って行こう。」「ところでディーンの家の間取りって。」「2DKだよ。6畳が2部屋
とダイニングキッチン、壁紙を張る前に一度見て見ればいいよ。そうだ、まだ午後2時
だから、これから僕のアパートに寄って見てから行こう。ここからアパートまで15分位
だよ。」
                                   つづく