暖かく無関心なホットする人(P君) 500話

 午後3時50分、二人はケーキ屋通りを手を繋いで歩いた。D君は「去年のクリスマスの
ことだけど、最初ドキドキで教会に行ったんだ。教会の玄関にリカちゃんとガッキーが
いたけど、その時は緊張して、二人の左手の薬指を見なかった。でも、後で見たとき
無かったのでホッとした。」
 午後4時、「リカちゃん、結婚の事だけど、明日礼拝の後、司会者の報告があるでしょ
、その時に司会者に婚約したことを発表してもらおうと思うんだ。」「それで、結婚式の
時期だけど今年の秋ごろがいいと思うんだけどどうかな?これからの時期だと5.6月は
近すぎるし、7.8月は暑いし、秋ごろがいいんじゃないかって思うんだ。」「いいと思う
。」
 午後5時、「リカちゃん、夕食は何が食べたい?」「ハンバーグでいい?」「もちろん
いいよ。」「よくハンバーグだねって、言わないの?」「言わない、好みって小さい頃から変わらないからね。僕なんて、小さい頃からインスタントラーメンやマルちゃん焼きそば、赤いきつね、カレーの辛口が好きだよ。ご飯はあんまり食べない。」
 午後5時30分、二人は洋食屋に入った。
                                  つづく