暖かく無関心なホットする人(P君) 461話

 
 午後4時40分、D君達は、牧師館を出てインプレッサに乗り込んだ。D君は「ふー。」と息を吹き「まるでハードル競技をしているみたいだな。一番大変なハードルをクリヤ
したみたいだね。」「疲れたでしょう?」「うん、気分転換しないと今晩は眠れないよ
。帰る前にどこかに寄って行くよ。」
 午後5時、彼らの車は三丁目のセブンイレブンに着いた。リカが車から降りようとすると、D君の目にセブンイレブンから出ようとするガッキーが映った。「リカちゃん、
車から出ないで!」リカは何が起きたかわからないが、とにかくD君の言う通りにした。
「何があったの?」「あぶない、あぶない。今ガッキーが店から出てくるところだった。
」「えっ、そうだったの。」「明日、リカちゃんの御両親に話すまでは、ガッキーにも
内緒だからね。」「わかってる。」「やっぱり、リカちゃんの家まで送り届けよう。」


                                   つづく