暖かく無関心なホットする人(P君) 460話

 午後4時10分、彼ら4人は牧師館にいた。「先生にまず最初に報告しなければいけないと思いまして、実は僕とリカさんは付き合っていまして、僕も、先生や青年会の皆の暖かい気遣いによってここまで来ることができました。付き合って日は浅いですが、この人しかいない。と思い結婚する決心をした次第です。」牧師夫妻は嬉しそうな顔をして聞いていた。「それは良かった。内心、リカちゃんが青年会の誰かと結婚すればいいな、と、ずっと思っていました。桜井君は大学生の頃から、日曜学校の教師として小学生のリカちゃんを教えていたので、リカちゃんを結婚相手として見ていなかったように思います
。こんなに美人になったのに。」リカちゃんは照れて「いえいえ。」と言った。
黒木君はリカちゃんと年齢的にもあうけど、本人にまだ結婚したい意志がない。すぐ近くに、こんな美人がいるのにね。竹内君はまだ大学生だからね。そこへ来てOO君の登場
だ。OO君が霊的に成長することを毎日祈っているよ。きみは、この教会のホープだよ。
」「それでは僕たちの結婚を認めてくれるんですね。」「もちろんだよ。うれしいよ。」


                                  つづく