暖かく無関心なホットする人(P君) 346話

 9時、D君はインプレッサに乗り竹内君のアパートに向かった。「意外、リーダーの
アパートのすぐ傍なんて。」
 9時20分、車は剛君のアパートに着いた。階段を上り202のチャイムを押した。
「ピンポン。」「はい、ガチャ、あっ、OOさん、。」「びっくりしたよ。ここのマック
なら毎日曜日、来ているよ。」「そうなんですか。ここで立ち話も何だから、奥にどうぞ
。」奥の部屋に来ると、エレキギターが3台とアコースティックギターが1台あった。
それを見てD君は嬉しくなった。「すごいね。4台もギター持っているんだ。」「ええ、
まあ、腕前は大したことないですけど。」「竹内君は今20歳ぐらいだよね。」「はい、
今OO大学の学生です。」「大学で何かのサークルに入っているの?」「ええ、軽音楽部
に入っています。」「だからか、沢山ギターがあるのは。」「これがミクタムのCDだよ
。これを聞いてみて、耳コピーしてくれないかな?」「じゃあ、お借りします。」
「竹内君なら一晩で耳コピーできると思うよ。リードギターよろしくね。僕はコードを
刻んだりコーラスに回るから、それと聞くんだけど黒木君は電気やメカに強いそうだよね
。」「ええ、彼は楽器はしませんが、裏方というか、PAやミキサーの仕事に興味があるそうです。秋葉原によく行くので、パソコンも自分で作ったそうです。」「じゃあ、
このRGRD+TKの活動にも参加してくれるよね。」「もちろんです。以前、楽器はやらないけど楽器のミキサーを買ったので、何時でも用のある時は呼んで。」と言ってました。
「それは心強いね。ちなみに彼の家は何処。」「あの教会の2軒先です。」「じゃあ、
3人は教会の近くに住んでいるって言う事だね。」
                                   つづく