暖かく無関心なホッとする人(P君)5108話

9/7(火)14:55 D君(最近「傾聴」することの大切さをつくづく感じる。人間関係の
トラブルは突き詰めると人の話を「傾聴」しないところから来ると思う。「傾聴」とは
「人の話に耳を傾け、ただ「うん、うん。」と頷きながら真剣に聴くこと。その際、重要な
ことは、たとえ同意できない事でも「いいえ、それは違うと思う。そういう時はこうした方がいい。」などと相手の言うことに口を挟まず、アドバイスしてはならない。ーーーー
なんでかと言うと人は自分の話すことを、真剣に聞いてくれないことほど頭にくることはないから。ーーーーそうしないところから口げんかが始まり、ーーーーそれがエスカレートすると悲劇が起きる。ーーーーでもどうして「傾聴」出来る人と出来ない人がいるのか考えてみた。ーーーーその理由がわかったような気がする。それは「耳は右と左に2個あるということ。片方だけを「その人に貸せばいい。」ーーーーその時、もう片方の耳は「その人に貸さないで、自分の考えを持っていればいいが、その考えはその時は持ち出さない。」(そのとき、つい口をはさみたくなっても黙って「うん、うん。」と言う。心の底では「うるさい
。知ったことか。何言ってんだか。どうしようもないな。」と思っていてもいい。それじゃ
、偽善じゃないか?と思う人もいるかもしれないけど、そうじゃないと思う。ーーーー
話しかけてくる人は、とにかく誰かに話を聞いてほしい。ーーーー話をただ聞いてくれる人がいるだけで、かなりストレスが発散できる。ーーーーでも「傾聴」できない人も確かにいる。その人は片方の耳で聞くことをしないで、いつも左右の耳で人の話を聞いてしまう。
だから自分の意見と少しでも違うと、つい口を挟んでアドバイスしてしまう。ーーーー
そこから悲劇が起きる。ーーーーでも少し考えてみた。ーーーー他人の意見と自分の意見が全く同じことなんて、ほとんどない。ーーーーなのにそのことにいちいち腹を立てることは自分を疲れさせるだけ。ーーーーだったら「傾聴」という技術をつけた方がいい。ーーーー人間関係のトラブルを起こす「まじめ君」より、「いいかげん君」の方が何倍も生きやすいと思う。


                                     つづく