暖かく無関心なホッとする人(P君)3219話

 13:05 KKとランナーは並んで「竹下通り」を歩いていた。、、、、、、、、
人が多くて、手を繋いでいないと迷子になりそうで、手を繋ぐいいチャンスだと
思いそうだが、彼には彼なりの美学があった。多分ランナーはKKと手を繋いでもらいたかったかも知れないが、あえて彼はそうしなかった。それはランナーをある意味「恋愛の
飢餓状態」にして、彼女の方から「もっと私に恋をしてよ。」という気持ちにさせる。
これは高等技術かも知れないが、そんじょそこらの並みの男とは違うというスペシャル感
を彼女に与えることができる。それに「恋人として付き合って。」と告白するまでは、
手を繋がないと決めていた。
                                    つづく