暖かく無関心なホッとする人(P君)4606話

14:25 D君は午後、小説を書くことにした。


    「正樹、初めて教会に行く(クロスロード)」108話


 正樹は昨日に続いてヨハネによる福音書20-19から読み始めた。   その日、すなわち週の初めの日(日曜日)の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸が閉めてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたに
あるように。」こう言ってイエスは、その手と脇腹を彼らに示された。弟子たちは主を見て喜んだ。イエスはもう一度彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたし
を遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」そして、こう言われると、彼らに
息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。あなたがたが誰かの赦すなら、その人の罪は赦され、あなたがたが誰かの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」
 12弟子の一人でデドモ(双子)と呼ばれるトマスは、イエスが来られたときに彼らと一緒にいなかった。それで、ほかの弟子たちが彼に「私たちは主を見た。」と言った。しかし、
トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手
をその脇に差し入れてみなければ、決して信じません。」と言った。
 八日後に弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸が閉じられていたが
イエスが来て彼らの中に立って「平安があなたがたにあるように。」と言われた。それから
トマスに言われた。「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、
わたしの脇に差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」トマス
は答えてイエスに言った。「私の主。私の神。」イエスは彼に言われた。「あなたはわたし
を見たから信じたのですか?見ずに信じる者は幸いです。」
 この書には書かれていないが、まだほかに多くのしるしをも、イエスは弟子たちの前で
行なわれた。しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを
、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを
得るためである。
                                      つづく