暖かく無関心なホッとする人(P君)4266話

10:25    「正樹の一人クリスマス(クロスロード)」第81話


 正樹は続けてマタイによる福音書22-1から読み出した。    イエスはもう一度たとえをもって彼らに話された。「天の御国は、王子のために結婚の披露宴を設けた王にたとえることができます。王は招待しておいたお客を呼びに、しもべたちを遣わしたが、彼らは来たがらなかった。それでもう一度、次のように言いつけて、別のしもべたちを遣わした。
「お客に招いておいた人たちにこう言いなさい。「さあ、食事の用意ができました。雄牛も
太った家畜も屠って、何もかも整いました。どうぞ宴会に出かけてください。」ところが、
彼らは気にもかけず、ある者は畑に、別の者は商売に出て行き、そのほかの者たちは、王の
しもべたちを捕まえて恥をかかせ、そして殺してしまった。王は怒って、兵隊を出して、
その人殺しどもを滅ぼし、彼らの町を焼き払った。そのとき、王はしもべたちに言った。
「宴会の用意は出来ているが、招待しておいた人たちは、それにふさわしくなかった。
だから、大通りに行って、出会った者たちをみな宴会に招きなさい。」それで、しもべたち
は、通りに出て行って、良い人でも悪い人でも出会った者たちをみな集めたので、宴会場は
客でいっぱいになった。ところで、王が客を見ようとして入って来ると、そこに婚礼の礼服
を着ていない者がひとりいた。そこで王は言った。「あなたはどうして礼服を着ないで、
ここに入って来たのですか?」しかし彼は黙っていた。そこで王はしもべたちに、「あれの
手足を縛って、外の暗闇に放り出せ。そこで泣いて歯ぎしりするのだ。」と言った。
招待される者は多いが、選ばれる者は少ないのです。


(この礼服はどんな服か知っていますか? キリスト教徒でも、この服を着ていないと天の御国には入れてもらえません。その服が何かわからないと大変なことになります。ここで
わからない人のために特別に教えましょう。 その礼服はイエスさまが十字架上で流された
真っ赤な血で染まっています。その礼服はどうやって手に入れることが出来るか知ってますか?それは今のありのままの自分でいいので、十字架にかかられているイエスさまの身元に
ひれ伏し、その血をかけてもらうことです。その礼服さえ着ていれば、あとはどんな人でも構いません。たとえ極悪人でも構いません。しかし、どんなに人から尊敬される善人でも、この礼服を着ないでキリストの婚礼の披露宴会場に入ろうとするなら、会場の入り口で天使たちに止められて、入れてもらなくなります。その人は後悔して泣き続けるでしょう。永遠に。
 ペテロの第一の手紙1-2にはこのことが詳しく書いてあります。「父なる神の予知に従い
、御霊の聖めによって、イエス・キリストに従うように、またその血の注ぎかけを受けるように選ばれた人々へ。~
                                     つづく