暖かく無関心なホットする人(P君) 183話

 2月19日(日)D君は朝6時に起きた。すがすがしい気持ちだった。昨日のことを思い出し、あの時リカちゃんに自分の気持ちをハッキリ言ったことは正解だった。今日また
リカちゃんに会えると思うと、昨日言ってよかった、ずるずるしていい事なんて一つもない。と思った。そう思いながら彼は朝の支度をした。「今日の服装はどうしよう。まだ寒い日もあるから革ジャンも着て行こう。会堂の中に入ったら脱げばいい。白いセーターを着て、ブラックジーンズにしよう。それから台所に行って、お湯を沸かしコーヒーを作った。いつものメニューも作った。
 7時にNHKニュースを見ながら朝食を食べた。彼は早くリカちゃんに会いたい気持ちを抑え、できるだけ昨日のことが、リーダーとガッキーにバレないように、いつもどおりに
しようと思った。
 9時10分、彼はインプレッサに乗り込み走り出した。
 9時30分、車は3丁目のセブンイレブンに着いた。彼は、できるだけ何も無かったかの
ように店に入った。するとガッキーが「おはようD太郎。いつも悪いね。」と言った。
リカちゃんはハニカミながら「おはようD太郎。」と言った。
                                   つづく