暖かく無関心なホッとする人(P君)3721話

8/27(木)14:00 D君は今日やる仕事をテレワークで済ませたので、TVをぼんやり見ながら考え事をしていた。(冷たい人間と言うけど、言い方を変えたら普通より冷静と言うことだろう。「冷静」と言う言葉は、冷たい、と、静か、だ。「あの人は冷静な人だ。」は褒め
言葉なのに、冷たくて静かな人だ、はあまり誉め言葉じゃない。変だ。同じ言葉なのに。
 最近僕は「冷たい人間」という人は信用できる人だと思う。その人は安請負しない。
やりたくないことはハッキリ断る。日本人はよく「いいです。」というけど、それは「OK
、お願いします。」なのか「遠慮します。お断りします。」なのかどちらともとれる。
でなくて欧米人はハッキリYESかNOを言うから間違えない。(断るときはNO THANKS と
感謝も言うから断られた方も悪い気がしない。)だから僕はハッキリ断ってそのあと感謝も
付け加えればBESTだと思う。話が戻ると、安請負して「いいよ。」と言っても途中でやめたくなることが多いからだ。するとずっと続けてくれると思っていた相手はがっかりして
「裏切られた。」と思って、たったそのことだけなのに、全人格を否定されたみたいな嫌な
気持ちになる。(こっちは善意ではじめたが、続けられなかっただけなのに悪意を持たれたらたまらない。)それで前もって「自分は冷たい人間です。」と言うようにしている。そのせいか最近では「この人に何か期待しても仕方ない。」と思われているのか、雑用をお願いされない。それは自分の願ってたことだ。性格がいい人はいいように他人に利用されて、
精神がボロボロになる。よく「悪者世にはばかる。」というけど、ある意味今の世の中詐欺師っだらけだから、何でも疑わないで安請負する性格のいい人は最後には犠牲者になってしまう。TVドラマ「ノブタをプロデュース」で主人公の桐谷修二(亀梨和也)は「人生は
ゲームだ。最後まで勝ち残った人が本当の勝者だ。」と言っていたのを思い出した。ゲームは「あいつはずるい。」と思われても最後まで勝ち残っている人が勝者だ。人生はそういう
ルールになっている。安請負してなんでも「いいよ。」とニコニコしていると、その人たちの餌食になって、いつかゲームの途中で試合放棄なんてことになりかねない。その人は敗者
だ。そうはなりたくない、だから僕は冷たい人でいいと思う。それには線引きは大切だと思う。「ここまでは付き合えるけど、これ以上は付き合いきれない。」と宣言しておくことだ
。でないとずるずると相手に主導権を取られ、いいように利用されてしまう。それはとても危険なことだ。
                                      つづく