暖かく無関心なホッとする人(P君)3710話

8/15(土)10:30 D君はリーナと一緒に10時のお茶を飲んだ後、一人食卓のテーブルに残ってお替りのコーヒーを飲みながら、物思いにふけっていた。
(最近やけに昔見た「野ブタをプロデュース。」のTVドラマを思い出す。あのドラマで
主人公の桐谷修二(亀梨和也‣高校2年生)は「人生はゲームだ。最後に勝ち残っている人が本当の勝者だ。」と思って、実際に学校のクラスでは人気者を演じ、家庭では素のままのセコイ男になり、内と外とでは違う人だった。これはこれで賢いというかストレス
の発散方法が若いながら上手いと思った。ゲームで思い出したのは人生は野球という競技
(スポーツ)によく似ているということだ。野球は9回まである。21歳なら2回表、38歳なら3回裏、91歳なら最終回の9回表(100歳以上は延長戦だろう、いつ死んでもおかしくない。つまりゲームセットだ。)ということは今38歳の僕は3回の裏の攻撃ということになる。二回目の打席からようやくピッチャーの球筋がよく見えてきて、よいボールを選んで打てる。二回目の打席というと4回か5回だろう。つまり40歳代か50歳代が一番ヒットをよく打てるということだ。これは一般社会と合致している。40,50代の中年世代が一番
働き盛りだ。試合途中で試合放棄(自殺)する人はこのことがわかっていない。たとえば
今24歳だとすると2回表だ。試合は始まったばかり、かりに7対0で負けていても、試合はこれからどうなるかわからない。もしかしたら9回裏に逆転するかもしれない。だから
人生は野球のようなゲームだということを、桐谷修二のように頭に叩き込みたい。


                                     つづく