暖かく無関心なホットする人(P君) 97話

 D君はマックで桜井さんを降ろすと。自分のアパートに向かった。桜井さんは彼女達
を子供の頃から知っているんだ。それなら恋愛感情を持てるわけがない。兄ちゃんと仲のいい妹たちと言う感じだ。でも、そんな関係が羨ましい。そんなことを考えていたら
アパートに着いた。部屋に入ると9度しかなかった。エアコンを20度に設定し入れ、部屋が暖まるまで、彼はコーヒーを飲んでいた。「今晩は日曜日だから聖書を読まない日だ。
礼拝のメッセージ、ノアの箱舟のことを考えていよう。」5時30分だった。お昼に沢山
食べたので、お腹が空いていなかったので夕飯は軽くしよう。彼は明星チャルメラを作ろうとお湯を沸かし、ラーメンを入れ最後に粉末スープを入れた。彼は何も入れないで
ラーメンの器に入れ食べた。食べながら、ノアのことを思い出した。ノアが海の近くでも
ないところで箱舟を造りだしたとき、多分、近所の人は「ノアじいさんは気が狂った。」
としか思わなかったと思う。でも他人の意見を無視し箱舟をコツコツ作り続けたのは立派
だった。神様は何時洪水を起こすか、ノアに教えなかった。何時洪水が起きるか。確証が無くても信じ、ノアのようにコツコツ続けることが大切だと思った。


                                   つづく