暖かく無関心なホットする人(P君) 91話

 1月29日(日)、D君は6時に起きた。静かな朝だった。多分30cmぐらい雪が積もっているだろうと、思いながら窓のカーテンを開けると、やっぱり真っ白で30cmは積もっていた。彼は昨日電話して本当に良かったと思った。リモコンでエアコンを20度に設定したままONにした。部屋が暖くなって来るまで、コーヒーを飲んでいた。部屋が暖かくなってきたので洗面所に行って、朝の支度をした。「昨日イオンで買った厚手のコート
と毛糸の手袋と帽子も被っていこう。」台所へ行って朝食を作った。いつものメニューを
7時のニュースを見ながら食べた。
 「9時30分にセブンイレブン待ち合わせだから、9時に出れば十分、間に合う。
今8時30分だから、それまでTVでも見て休んでいるか。
 9時になった。彼は昨日買ったウィンターコートを着て、これから雪山に行くような
かっこでインプレッサに乗り込んだ。車内を暖かくして、セブンイレブンに向かった。
 セブンイレブンには9時15分頃ついた。駐車場から店内に入ると「いらっしゃいませ」
と入口に彼女たちが並んで立って言った。「まるで店員みたいだな。あ、そっか、昔この店で二人ともバイトしていたんだ。」ということを彼は思い出した。「D太郎、その服
かっこいいじゃん。」とガッキーが言うと「それはどうも」と彼は言った。りかちゃんが
「今すぐ行くと早すぎるので、もうちょっとここにいていいですか?」と聞いたので
「どうぞ、どうぞ。」と答えた。


                                 つづく