暖かく無関心なホットする人(P君) 90話

 D君は部屋も暖まってき、食事もしたし、電話もしたしで、ホッとしていた。
7時になった。聖書を読む時間だ。「今晩のヨナ書は4章、ミカ書は7章、ナホム書は3章
、ハバクク書は3章と四つ合わせても17章しかないので、四つまとめて読むことにした。
まず彼は旧約聖書の書や、その時代のイスラエルの王と、ユダ王国の王の名前を書いた
ノートを見た。それによるとヨナ書はイザヤ書のちょっと前、ミカ書はアモス書のすぐ後
、ナホム書はイザヤ書のすぐ後、ハバクク書はエレミヤ書と同時代の書。このノートが無いと聖書のアウトラインが、よく分からない。彼はヨナ書を開いた。ヨナの気持ちはよくわかる。彼は頑張った割に、結果は彼の予想とは違った。ミカ書は有名なクリスマスの
預言や、神様は、どんなお方か書いてある書だった。ナホム書は「主はねたみ、復讐する神」という最初の御言葉が印象的だった。ハバクク書は願い祈っても、なかなか答えてくれない主への訴えの書だった、エレミヤ記と同時代の書でイスラエルが一番苦しんでいた
時代を見た預言者だったから、二人とも似てくるのか。などと思いながら読み終えた。


                                 つづく