暖かく無関心なホットする人(P君) 69話

 1月22日(日)、D君は6時に起きた。今日は日曜日、超ラッキーな日だ。早く9時30分
にならないかな。と思った。まずコーヒーを入れた。それからエアコンを20度に設定して洗面所で顔を洗い、電気シェイバーで髭を剃り、今日着ていく服に着替えた。そして
台所で、いつものメニューを用意して、卵焼きも焼いた。それらを食べながらTVを見ていたら8時30分になっていた。「あのセブンイレブンなら、ここから車で5分で着く、じゃあ9時10分に出れば十分間に合うな。」と思った。
 9時10分になった。彼はアパートを出てインプレッサに乗った。雪は昨夜のうちに降り止んだ。が見ると彼が予想した以上に積もっていた。「これなら25cmは積もったな。車のお腹が雪のせいで普通の車じゃ走れないぞ。でもインプレッサなら楽勝だ。」あっと言う間に三丁目のセブンイレブンに着いた。9時15分だった。車をセブンイレブンの駐車場に置き、彼は店内に入った。するとそこにお菓子コーナーで、おしゃべりしている二人組がいた。「ヤッホー。」二人は振り返り、ガッキーが「あっ、D太郎、早いじゃん。」、リカちゃんは「すみません。ご心配おかけして。」と言った。
                                  つづく