暖かく無関心なホットする人(P君) 63話

 D君は会社から真っ直ぐ帰って来た。夕飯はロールキャベツを食べたかったからだ
この間スーパーで買ったキャベツと豚の挽肉が残っていたはずだ。冷蔵庫を開くと、「あった。」と言った。それと今晩は、ご飯も炊かないと思った彼は電気ジャーに、お米
と水を入れてスイッチをONにした。ロールキャベツを作るのは久しぶりだ。彼は割と
料理をするのが好きだ。料理は気分転換になるからだ。同じ事ばかりしていると、脳の
その神経が疲れてしまう。だから会社で頭脳労働していたら、家に帰ったら会社の事を忘れ全く違う神経の手の神経を使うことは理にかなっている、そのあいだ会社で使った神経
を休めることが出来ることを経験的に知っていた。
 ロールキャベツができ、これを煮ている間に、ご飯が炊きあがった。あと飲み物だ。
飲み物は緑茶でいいや。と、彼は思った。よし食べるか。TVで民放のニュースを見ながら夕飯を食べた。食べ終わって食器を片付けると、コーヒーとキットカットを用意して
ソファーに行った。時間は6時50分だ。
 7時になったので箴言を開いた。箴言は31章ある。ちょうどいい長さだ。箴言は一つの教えが短く覚えやすい。これなら会社で人と付き合うときに、すごく役に立つ現実的だ。
そう思った彼は夢中で箴言を読んだ。時間があったら、もう一度読みたいと思った。が
11時になったので、シャワーを浴びてから寝た。
                                  つづく