暖かく無関心なホットする人(P君) 54話

 D君はどんなに嬉しい一日だったか、今日一日の出来事を繰り返し思い出していた。
エンドレス、永遠とはこう言うものだろう、終わりのない、繰り返し。
 アパートに帰って来たD君が時計を見ると、まだ4時30分だった。冷蔵庫の中の食材も
あまりないのでスーパーに行ってこよう。と彼は思った。彼は部屋のエアコンを20度に設定したままアパートを出た。近くのスーパーに行くと、今日は大量に買うので、カート
を用意した。まず野菜コーナーで、キャベツ、トマト、玉ねぎ、にんにく、にんじん、ジャガイモ。次に肉のコーナーで、カレー用のブロック肉300g、豚ひき肉200g、鶏肉200g.。それからヨーグルト、チーズ、マルちゃん焼きそば2袋、明星チャルメラ4袋、
ネスカフェゴールドブレンド、ハウスジャワカレー中辛、あとついでに、おーいお茶も
買って行こうと思った。山盛りになったカートを押してレジに行った。会計はもう少しで10000円になるところだった。少し余裕があったのでレジに置いてあったガムを買った。
彼はレジ袋に、それらを詰め込んだ。カートに袋を乗せたままインプレッサに向かい、
車の後部座席にそれらを乗せた。
                                  つづく