暖かく無関心なホットする人(P君) 53話

 D君はさらに続けた。「D太郎じゃ、教会で言い難いので教会ではOOさんのままでいいので、教会から一歩外にでたらD太郎ということにしましょう。」と言い、PPAPの真似をしたら、さらに二人は笑った。コーヒーを飲みながら、2月の青年会のことを話した。
「二人はスキースノボーによく行くんですか?」ガッキーは「私は少しは滑れますが、
里香は全くの初心者で、何回も青年会でスキー場に行ってるんですが、そり遊びばかり、
子どもみたいですよね。OOさん、じゃなかった。D太郎、里香に指導して下さい。」
と言うと、D君は「わかりました。スキースノボーだったら任せて下さい。あとちょっと
OO太郎と言った後、して下さい。と言うのは不自然じゃないですかね。ため口でいいですよ。OO太郎、里香に指導してね。」でいいですよ。ガッキーは「OK。」と言った。
 D君は、前より二人との距離が縮まったみたいでうれしかった。時間は4時頃だった。
「そろそろ帰りますか?」と二人に聞くと。「お願い、D太郎。」と言った。まるで
お笑いグループみたいだったが、D君は嬉しかった。三人がインプレッサに乗り込むと、
「お二人はどこに住んでいるんですか。」とD君が聞くと、ガッキーは「あの教会から割と近くて2kmぐらいしか離れていません。里香の家は、うちのすぐ近くです。」目印は
三丁目のセブンイレブンの右隣りの白い二階建ての家が私の家です。」と言った。D君はなんてことだ。と思った。あのセブンイレブンだったら、しょっちゅう、行っているのに何でお互い今まで気が付かなかったんだろう?それからガッキーは言った。
「あのセブンイレブンで22歳の大学生の時、バイトしていました。里香も誘ったらOKして、半年ぐらい二人で働いていました。」D君は思い出していた。この町に引っ越したのは今から3年ぐらい前、彼女達は25歳ぐらい、ということは3年ぐらい前、あのコンビニのレジで彼女たちに会っているかも知れない。


                                 つづく