暖かく無関心なホットする人(P君) 55話

 アパートに着くとD君は買い物袋をもって、2階の自分の部屋に入っていった。今日は時間があるのでカレーにしよう。と思った彼は、残りのごはんをカレー皿に入れた。
手際よく、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、にんにくを切った。カレー用の鍋に油をひき
火にかけ、鍋が温まった所でカレー用の豚肉を放り込んだ。そして水、切った野菜とルーを入れグツグツ煮た。彼はカレーを作るのが好きだった。それに今日は日曜日だ。聖書を
読まない日だ。時間はたっぷりある。今の時間は5時30分だった。6時頃から食べられるだろう。 
 部屋中カレーの匂いが立ち込めた、どうゆうわけか、明日のカレーの方が美味しい。
6時頃、彼は冷たい昨日炊いた、ご飯の横に出来立ての熱いカレーをつけ、コップに水
を汲んだ。そして6時のNHKニュースを見ながら、カレーを食べ、もう一度、今日教会であった事、インプレッサに二人を乗せた事、イオンのイタリアントマト、スターバックス
に言った事、ガッキーの家まで帰り送ったこと。などを思い出していた。


                                 つづく