暖かく無関心なホッとする人(P君)2149話

 午後3時、
隆一 「アリスちゃん、疲れただろう。そこにあるゲレンデ喫茶店で一休みしよう。」
アリス 「うん。」------------------二人は喫茶店に入った。
アリス 「温かい。生き返る。」二人は店の奥の方のテーブルに着いた。
店員 「いらしゃいませ。」二人はメニュー表を見ていた。-----
隆一 「アリスちゃんもココアでいいよね。あとケーキも食べる?」
アリス 「ここのシュークリームが食べたい。わたし小さい時からシュークリームが
     大好物なの。」
隆一 「それじゃ、ココア2杯とシュークリーム2個お願いします。」
店員 「かしこまりました。どうぞごゆっくり。」--------
隆一 「アリスちゃんって兄弟いるの?」
アリス 「ええ、2歳下の弟がいます。」
隆一 「なんかそれっぽいよね。」彼は思った。きっと彼女は可愛がられて育った、
    それにこんなに可愛いから傍にいる男性はほっとかなかっただろう。
その時、店員が頼んだものを運んできた。--------------
、、、、、、、、、、、、、、。。。。。。。。。。。。。。隆一は大輔のアドバイスを思い出した。彼女に恋をさせるんだ。彼女の方からデートに誘わせるんだ。
隆一 「アリスちゃんはデートにしょっちゅう誘われるでしょ。」、、、、、、、
アリス 「ええまあ、でも全部断ってるの。」、、、、、、、。。。。。
隆一 「どんなデートだったの。」、、、、。。。。
アリス 「ドライブに誘われるのが多かったかな。海を見に行こうとか、遊園地にとか、
     会社に入ったころは付き合わなきゃマズいかなと思い、いやいやながら行った
     けど、そのうち誘われること自体が嫌になったの。わたし自分から好きになりたいの。恋をしたいの。それなのに先に好きになられちゃうとちょっとね。」、、、、
隆一は思った。大輔の言ったとおりだ。ここまで上手く行ってる。まだ明日がある。明日
彼女の方からデートして下さいって言わせてみよう。これってSだよ。
                                    つづく