暖かく無関心なホッとする人(P君)2150話

 午後3時40分、隆一たちがゲレンデ喫茶店から出て行って5分後に聡と檜山が店に
入って行った。聡は夢を見ているようだった。檜山の方からデートを申し込んでくれた。
わかった。デートプランなんかより、女性たちは誰かに恋をしたいんだ。だから駆け落ち
なんかあるんだ。誰かに勧められて結婚するより、反対する人がいた方が燃え上がる。
その方が自分がこの人を選んだ事で、恋をしたって言う事がハッキリするんだ。だから
檜山もそうしたんだ。そう思いながら店に入ると
店員 「いらっしゃいませ。」二人はさっき迄、隆一達が座っていた席に着いた。
二人はメニュー表を見ていた。-------------
聡 「コーヒーとチョコレートケーキ。檜山は何にする?」
檜山 「ココアと私もチョコレートケーキ。」
店員 「かしこまりました。」聡は檜山に恋をさせてあげて満足していた。
                                    つづく