暖かく無関心なホッとする人(P君)2016話

 12/27(水)午後8時15分、D君は二人が緊張しているのがわかった。無理もない
上手くいくか否かの瀬戸際だからだ。自分の言いたいことが二人に伝わっただろうか?
僕がわかったことは、本当にそうだと思うことは人に言われて分かる事じゃなく、
自分一人で失敗の経験から、自然にその方向に向かう。だから前と違うことを自然に
するから、これ以上二人にアドバイスしない方がいいんじゃないかと思った。あの
メールを見れば、今までどうして失敗してきたかわかるだろう。失敗なら彼らは
嫌になるほどしてきたんだから、もう失敗したくないだろうから真剣にあのメールを
読んでくれたと思った。
 午後8時30分、リーナが脱衣室からパジャマを着て、バスタオルで髪の毛を拭きながら
出て来た。
D君 「リーナ、今日は会社で疲れたよね。きょうも早く寝た方がいいよ。風邪3日って
   言うからね。」
リーナ 「わかった。」D君はリーナの代わりにお風呂に入って行った。


                                    つづく