暖かく無関心なホッとする人(P君)1861話

 午後6時30分、
D君 「それと関係したことなんだけど、恋愛と50%とはとても関係が深い。」
リカ 「どういうところが?」
D君 「例えばここにB君(男性30歳)とE子(女性25歳)という若い独身男女が
   いたとする。B君もE子も50%づつの恋愛アプローチ能力を持っている。
しかしB君はだんだんE子に恋をするようになってしまう。すると彼は50+10=60%の
恋愛度数になってしまった。そうすると彼のプッシュが以前より強くなり
100ー60=40%で、せっかく彼女も彼の事が気になり始めたのに、彼が自分に
恋心を抱いていることがわかると、かえって彼女の恋愛ボルテージ(相手に恋を
したい気持ち)が萎えてしまった。これはわかるよね?」。。。。。。。。
リカ 「プラスマイナスの法則だと思う。」。。。。。。。。。。。。
D君 「そうプラスマイナスというのは、片方の人が相手に50%以上の恋心を
   いだくと、相手の人は、彼なりが抱いた50%以上の恋心に反比例して、その分
冷めてしまう。恋愛ボルテージは二人合わせて合計100%なんだ。だからお互い
50%の自分の持ち分で恋をすれば、両方とも相手に恋をすることができる。
それだと「もっと相手を喜ばせてあげたい。」と前向きになるが暴走すると逆に
相手は冷めてしまうと思い。ブレーキを掛けながら徐々に近づく。まさに理想的
な付き合い方だ。この絶妙な交際が続けば、二人はゴールインできると思う。
だから相手がこちらに恋が出来るよう、こちらが相手に恋をしていることを
知らせない方がいいんだ。もう一度、高橋一生がカルテットで言ったセリフを
思い出してほしい。「僕は女性を好きにならないようにしているんだ。なぜかと
言うと、僕が女性を好きになれば、相手の人が僕を好きになる確率は極めて低く
なるからだ。」彼もプラスマイナスの法則をよく知っていたと思う。対して
自爆男は自分の持ち分50%+40=90とかになり、相手の領域の40にまで入り込み
相手の女性の自発的な感情(恋心)を奪い取るからNOを突きつけられるのは当然。
リカ 「つまり、どんなに相手が好きになっても、相手が恋を抱くことができるよう
    好きですオーラを隠し、誰にも知られないようにするってことでしょ。」
D君 「よくわかったね。事実、クールな男はモテるよ。」
                                つづく