暖かく無関心なホッとする人(P君)1293話

 午後5時5分、2人はインプレッサから降り、またアリオの中に向かった。/////////////////// 
 午後5時10分、彼らはいつもの洋食屋に入り空いているテーブルに着いた。
店員 「いらっしゃいませ。」
D君 「ハンバーグ定食2セット、あと5時40分ごろコーヒーと紅茶をお願いします。」
店員 「かしこまりました。」
D君 「最近、今年の初めに流行った「東京タラレバ娘」のことを思い出しちゃって、
   わかったことが一つあるんだ。」
リカ 「なに一つって。」
D君 「それは、この「東京タラレバ娘」のような女性は男性側の視点が欠如している
   ことかな。この視点が無い人は極端な話、結婚は難しいんじゃないかな?
   どんな男性だって好きな女性に振り向いてもらおうと必死になる。でも
   自分の力だけじゃ、どうしようもないこともある。」そのとき頼んだ物が運ばれて
   来た。  「例えば年収とか身長とか。。。。。。。。。。。。。。。。。。 
   でもハードルの高さを調整できるのは女性だけなんだ。もし身長175cm以上希望だとしても、自分を好きになってくれる人の身長が165cmしかなかったらお断りするの
かな?それじゃあまりにもモッタイナイ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。とりあえず付き合ってみようという柔軟性、それが走り高跳びのハードルの高さの調整なんだ。たったそれだけのことなんだ。。。。。。。。。。でもそれをしようとしない女性は、そのハードルをクリアできる人しか興味がない。でも勇敢な人は時間をおいて、また同じ女性にアタックするかも知れないけど、3回同じ人にフラれたら正常な人は諦めるよね。もしそれ以上アタックしたら、その人はストーカーか精神異常者だよ。。。。。。。で他の人に目を向ける。時間がたってから、昔何回も自分にアタックしてくれた男性が今でも自分のことが好きなんじゃないか?なんて思うのは甘すぎる。その人はとっくに別の女性を好きになっている。ここでちょっと男性側の視点に立ってほしんだ。」。。。。。
リカ 「ディーン、今日はずいぶん熱く語るね。わかった男性側に立ってみる。」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
D君 「ありがとう。女性が男性を誤解していることってあると思うんだ。それは男性が
    ある女性を好きになったとする。ある程度付き合って良い思い出しかないのなら
       諦められないかもしれないけど、片思いでいて告白してフラれたら正常な人は
    別の人の方に心は向く。傷ついたんだから思い出したくない。これが男性視点
    なんだ。動物で考えると分かりやすい。ここに美しい1頭のメスの鹿がいたと
    する。とても足が速い。その鹿をタヌキが好きになってしまった。でもタヌキの
    遅い足では追いつかない。そのタヌキは鹿を追いかけることを諦めて、自分と
    同じタヌキを選ぶんじゃないかな。これが正常な男性視点だと思うよ。」
リカ 「そうだよね。男性だって気持ちが変わって当然。それをいつまでも自分の物だと
    思ってる人が多すぎる。自分が女王様にでもなってる気。」
                                     つづく