ここにある一人の独身者がいます。彼女（A子）は26歳、結婚したい頃か、
まだ仕事がしたいのか分からない微妙な頃です。昔から彼女に好意を抱く仲
の良い人（C君）はいますが、上手く彼女にはぐらかされデートまではいきませんで
した。そんなことが何回かあり、彼は彼女を諦めました。それからかなり
時間がたってから、彼女の友人（B子）が彼に「A子なんか結婚相手にどう？」
と言ってきました。彼は何度かデートに誘ったけれど断られ脈がないと思い
諦めた、とも言いずらく低調に断りました。彼は思った。A子の気が変わった
ならA子が直接誘って来るだろう、これはB子の単なる思い付きだろう。
A子の気が変わりC君を誘いたかったが、2回もC君からの誘いを断っている
ので誘いずらい。それでB子が利用されたと言うわけだ、自分から直接誘わない
ことでA子の本性が分かった。彼女はお姫様タイプで、もし結婚しても大変だろうな。
と瞬時に思った。
　いきなり恋愛小説のような出だしで始まりましたが、これは恋愛だけでなく
様々なところで、このような事が目につきます。そんな時、「あなた個人は
どうなりたいのですか？」と質問したくなります。先ほどの彼女の事を考えると
この質問をしたくなります。もしB子がいなかったら、どうするのですか？
自分個人はないのですか？そんな大事なことを人任せにしていいのですか？
　様々なところでと言いましたが、クリスチャン社会にもあります。それは
クリスチャン皆が「あの説」を支持する教会は正当教義をもつ異端でない
教会と言いますが、聖書との矛盾はどうするのでしょうか？「あなた個人はどう
思っていますか？」自分がもし教団教派と関係ない人だとしたら「あの説」を
どう思いますか？自分個人はないのですか？そんな大事な聖書理解を人任せにして
いいのですか？
　もし異端者と言われる事が嫌と言う理由だけで、自分の本心を出せないとしたら、
異端者のレッテルを張る人は聖書を理解しないようにする悪い人です。そんな人に
遠慮して聖書を読まなくなるより、どんどん「あの説」と聖書との矛盾点を見つけた
方がいいです。
　イエス様は神様は複数いることを、ユダヤ教指導者に説明しましたが、彼らは
考える先からイエス様に異端者のレッテルを張り、何も聞こうとしませんでした。
現在のキリスト教社会も残念ながら似たような事をしています。AC313年に出来た
「あの説」が果たして聖書的かどうか、再考察してみなければいけないと思います。