「冤罪(えんざい)」

 冤罪とは犯人でも何でもない無罪の人を捕まえて、警察が彼を勝手に真犯人
にしてしまうことです。私はそうした可哀想な人を何人か知っています。
彼はいきなり犯したこともない罪を背負わされ、犯罪者のレッテルを張られ
人には白い眼で見られ、死ぬまで生き地獄を歩かなければならなくなりました。
こんな酷い事件が起きるたびに、どうして警察は理論的に犯罪者に、なり得ない
人を捕まえて、きちんとした取り調べをしないで、彼を犯人にしてしまうのか?
と言う怒りが生まれます。どこか警察は国家権力があり、間違えても許される
という甘えがあるのではないか?と思ってしまいます。
 これは、そっくりキリスト教社会にも当てはまると思います。聖書的でない
「あの説」を支持しない無罪のクリスチャンを捕まえて、キリスト教社会は
異端者のレッテルを張ってしまうことです。聖書を正しく理解すること人が
異端者ですか?軽々しく異端者のレッテルを張らないで下さい。(特に聖職者の方々)
イエス様もユダヤ教指導者に異端者扱いされていました。「あの説」を支持して
いなかったパウロ、ペテロ、ヨハネらは聖書の中で一言も「あの説」の神様こそ
本当の神様ですと書いたでしょうか?その支持をしなかった彼らは異端者ですか?
神様の眼から見たら聖書より「あの説」を信じる彼らは異端者です。なぜなら
聖書と「あの説」の神は矛盾しているからです。両方持つことは出来ません。
聖書を信じながら「あの説」も信じているとしたら、それはどちらかは本当は
信じていません。それは東へ向かう電車に乗りながら、西へ向かう電車に乗る
ようなことです。