暖かく無関心なホッとする人(P君)1168話

 午後5時45、D君のインプレッサはアパートに帰って来た。🚙 階段を上り一番奥の   
204号に着いた。ドアのロックを解き部屋に入ると、多分30度だろうと思い温度計を見るとピッタリ30度だった。彼はエアコンを26度に設定してONにした。それと、ご飯を
ジャーにセットしてONにした。それからさっき買ったアイスコーヒーをコップに注ぎ、飲んだ。、、、、、、、、、、、彼は今晩のメニューはハンバーグにしようと思った。
冷蔵庫を開け、牛挽肉、玉ねぎ、ジャガイモ、人参、ブロッコリー、コンソメを出した。
 この間TVの料理番組を見ていたら美味しいハンバーグの作り方をやっていた。プロは
合い挽き肉でなくて牛100%の挽肉でハンバーグを作るそうだ。彼はてっきり合い挽き肉
だと思っていた。プロのシェフの話によると、牛肉は生でも食べられるが、豚肉は100%
火が通っていないと危険で食べられない。だから合い挽き肉のハンバーグは中までよく
火を通す。対して牛100%の挽肉は表面は焼けているが中の方は、あまり火が通っていなくてよい。言ってみればミデアムレアだ。だからそんなに硬くならない。そこが美味しさの秘訣だ。と言っていた。彼は今度リカちゃんにこの話をしてあげよう。と思った。
まず玉ネギを洗って半分に切って、それを微塵切りにした。ボールに牛挽肉と微塵切りの
玉ネギを入れ、よく掻き混ぜた。それをハンバーグの形にした。肉は暖かい方が美味しいので、付け合わせの野菜類を先にボイルすることにした。鍋に水を半分入れ、お湯を沸かした。そこに一口大に切ったジャガイモ、人参、ブロッコリーを入れた。次にフライパン
にサラダ油をひきガスの火で熱してからハンバーグを焼いた。TVでは半分ぐらいまで
焼けばいいと言っていたが、その半分まで焼けたかどうかわからないけど生でも食べられるなら心配ない、と思った彼はガスの火を止め、お皿に移し包丁で半分に切った。すると
半分は茶色、真ん中は赤色。どうやら成功したみたいだ。お皿に茹でた野菜類ものせた。
 午後6時30分、ご飯が炊けたので、お茶碗にもり、飲み物はコンソメスープにした。
 午後6時35分、彼はTVを見ながら夕飯のハンバーグを食べた。いつもより美味しかった

                                    つづく