暖かく無関心なホッとする人(P君)1169話

 午後7時、聖書を読む時間。今晩読むのは出エジプト記3章。モーセはミデアンの祭司
の姑の羊を飼っていた。モーセは荒野の西側にあるホレブ山に羊の群れと来た。
彼が柴の木を見ていると、その木は炎で燃えていた。しかしどんなに時間が経っても
柴の木は焼け尽きなかった。モーセは言った。「どうして柴の木は燃え尽きないのか?
あちらに行って、この大いなる光景を見る事にしよう。」実はその炎の中に主の使いが
居た。モーセは燃えている木に近づいた。すると主の使いは燃える柴の木の中から彼に
呼びかけた。「モーセ、モーセ。」彼は「はい、ここにおります。」と答えた。主の使い
は「ここに近づいてはいけない。あなたの足の靴を脱げ。あなたの立っている場所は、
聖なる地である。」「わたしは、あなたの父の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブ
の神である。」モーセは神を見る事を畏れて顔を隠した。主は「私はエジプトにいる私の
民の悩みを確かに見、追い使う者の前の彼らの叫びを聞いた。~」そして主はエジプト
の苦難から彼らを救い出したい事をモーセに知らせ、彼にエジプト国王にイスラエル人を
解放するように伝える使命を命じた。つまりモーセにその使命を与えた。しかしモーセは
自分はそれにふさわしくない。と言ったが、神は仰せられた。「わたしはあなたと共に
いる。これがあなたのためのしるしである。わたしがあなたを遣わすのだ。あなたの民を
エジプトから導き出す時、あなたがたは、この山で神に仕えなければならない。」
それでもモーセは行く事をためらっていた。
                                    つづく