暖かく無関心なホットする人(P君)919話

 7月7日(金)朝6時、D君は起きた。室温29度エアコンを26度に設定してONにした。
彼は洗面所で朝の支度をした。それから台所に行ってお湯を沸かし、しばらくして沸騰したのでポットのお湯を入れ替えた。それでコーヒーを作った。それから冷蔵庫を開け、
昨日作った2個のハンバーグ、トマト、スライスチーズ、レタスを出した。丸いパン2個
をパン切りナイフで真ん中から上と下に切った。ハンバーグをレンジで温めて出してパンの中に挟み、薄く切ったトマトとレタス、スライスチーズも挟んだ。どんな調味料が
使われていたか思い出せなかったので、とりあえずハンバーグにつけるデミグラスソース
とケチャップを混ぜた物にした。今度マックで本物の調味料を調べよう、と思った。
でも見るからにマックのハンバーガーより、ふっくらしていて美味しそうだった。
 7時、TVのNHKニュースを見ながら、彼は楽しみにしていた自家製ハンバーガーを
食べた。食べながら「我ながら上手い。これなら家で作った方がいいな。」と思った。
 8時30分、彼はアパートを出た。
                                    つづく