暖かく無関心なホットする人(P君) 749話

 午後7時、聖書を読む時間だ。今晩読むのは使徒の働き28章だ。パウロ達一行が助かった島はマルタ島だった。島民は彼らに親切だった。雨が降って来て寒かったので、彼らは
火を焚いてくれた。パウロが一抱えの柴を束ねて火にくべると、熱気のために、一匹の
まむしがはい出して来て、彼の手に取りついた。島民は毒蛇がパウロの手に、かみついているのを見て、パウロはきっと悪人だと勘違いしたが、彼は毒蛇を火に振り落とした。
島民はパウロの手が腫れ上がるか、急死するだろうと思っていたが、いくらたっても元気
だったので考えを変えて「この人は神様だ。」と言い出した。近くに島の首長ポプリオ
という人がいた。彼はパウロ達を招待した。彼の父が病で苦しんでいた。パウロが彼を
訪ね祈り癒した。その噂を聞いた島の病人も癒してもらいに来た。その後、パウロ達一行
は地中海の各地の港に立ち寄り、目的地のローマに到着した。パウロはローマで番兵付き
の自分だけの家に住むことが許された。その後、パウロはローマに住むユダヤ人のおもだった人達を集め、無実を主張した。それからパウロは彼らに福音を語った。という記事などだった。
                                    つづく