暖かく無関心なホットする人(P君) 748話

 午後6時10分、D君はスーパーからアパートに帰って来た。部屋に入ると、さっき買ったパスタの麺、トマトの缶詰、タマゴ、ピーマン、玉ねぎ、人参、ハム、を出した。
まずパスタの麵を底の深い鍋で煮た。同時進行でゆで卵も作った。それから玉ねぎの皮
をむき、半分に切り、半分は冷蔵庫に閉まった。残りの半分とピーマン、人参、ハム、を
小さく切った。フライパンに油を引き火で熱してから、玉ねぎ、ピーマン、人参、ハムを
炒めた。玉ねぎが飴色になって来たところで、パスタの麺をフライパンに入れ、そこに
トマトの缶詰を半分入れてかき混ぜた。味見してみると、もう少し味が濃い方がいいと思ったので、トマトケチャップを少し混ぜ、また味見してみると、ちょうど良い絶妙な
味だった。その中にさっき作ったゆで卵を切ったのを入れた。このナポリタンを夕飯に
した。コップに水を汲んだ。食べながら「これなら人に出しても恥ずかしくないな。」と思った。
                                    つづく