暖かく無関心なホットする人(P君) 736話

 午後7時30分、D君は「ご馳走様でした。そろそろリカちゃんの荷物を少しずつ、
あまり使わない物からアパートに運びたいと思います。」と言ってリカと一緒に2階に
上がった。部屋に入ると「リカちゃん、この段ボールに入っているのが秋冬の服だよね?
」「うん、そう。」D君は4つの段ボールをインプレッサに運んだ。トランクにはギターのハードケースが入っているので2個しか入らなかった。残りの2個は後部座席に置いた
。午後8時、D君は家に入り「それではこれで失礼します。おやすみなさい。」と言って
家を出て車に乗った。車の中で血圧を測ってみると、上が140だった。「普段は上が130だから少ししか違わないな。それだけ慣れて来たってことかな?」彼はエンジンをかけ
アパートに向かった。
                                    つづく