暖かく無関心なホットする人(P君) 689話

 午後5時30分、リカちゃんママが「OOさん、カレーの材料を用意しましたので後は
よろしくお願いします。」と言った。D君が見ると流し台の上に、牛肉、玉ねぎ、人参、
にんにく、ピーマン、ジャワカレー中辛、SBカレー粉が並んでいた。彼はポケットから
SB食品のガラムマサラパウダーを出した。「これは秘密兵器だ。カレー屋のマスターも
素人に最後にこれを入れると美味しいカレーになることを教えたくないだろう。これは
トップシークレットみたいなものだ。でもどこからこの秘密が漏れてしまったんだろう?
」彼はまず、野菜を洗い、牛肉と野菜を切った。カレー用の大きな鍋にサラダ油をひき
火で熱し、牛肉を入れ炒めた。それから鍋に玉ねぎ、人参、にんにく、ピーマンを入れ
水でヒタヒタにした。それから強火で煮た。しばらくして人参が柔らかくなってきたので
火を止めジャワカレー中辛のルウ、SBカレー粉大さじ一杯、ガラムマサラ小さじ一杯を
入れ、かき混ぜた。彼が味見をしてみると、「この間と同じ味だ。これならいける。」と思った。
                                    つづく