暖かく無関心なホットする人(P君) 662話

 午後5時30分、D君は会社からアパートに真っ直ぐ帰って来た。部屋に入ると冷蔵庫から、豚挽肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリー、ハウスシチューミクス、を出した。今晩はシチューを作ろうと思った。彼はピンとその時ひらめいたものを作ろうと思っている。なぜならそれがその時必要な栄養素だと思っているからだ。鍋に水を入れ
沸騰させてから、切った玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー、豚挽肉で作った
肉団子を入れた。同時進行でご飯も炊いた。一番硬いにんじんが柔らかくなったので、
シチューミクスを入れ掻き混ぜた。
 そのシチューを夕飯にした。彼は「この肉団子を牛肉で作ったら、きっと美味しいだろうな。」と思った。
                                    つづく